Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

坂の上の雲(八) ~いまにも通じるんだよなって思う~

坂の上の雲のラスト。

8巻読むのって結構大変でした。面白かったんですけどね。電子書籍で8巻セットの合巻版を読んでたので、読了%がなかなかあがらない。

なので、読んでいくモチベーションがなかなか上がらない。やっぱ読み進んでいるという感触を味わうのに、読了%は重要だなと痛感です。とはいえ、合巻版は安いんでねー。ついついそっちに流れてしまいがち。まぁ、わりきっていくしかないですね。

 

さて、坂の上の雲

日露戦争バルチック艦隊との闘い。もうそれにすべてがかかってる状況。それをうみだしたのが、外交官の説明の仕方。言葉って怖いですね。ちょっと不安がある的なことを伝えたがために、日本ここまで進んできたけど、大丈夫か?という流れだし。

あと、勝ち進めたがゆえに、周りが面白く思わなくなってきていたりとか、状況が徐々に変わっている。その2つがあるがゆえに。。。

 

日露戦争日本海海戦は、有名ですし、そこについてはあまり述べずに。

ただ、過去から学ぶというのが大事なことなのかもしれないと思います。日本海海戦でつかった戦法は秋山真之がたてたのだけれども、そのベースが村上水軍などの戦国時代とかの過去のもの。

そこを踏まえていくと、過去を知ったうえで、それをベースにして、現状に合わせて組み立てていく。そういう温故知新的な考えが重要なのかもしれない。

そう言う考えのベースで、いまの世界情勢を見ていると、どうなんだろう?ロシアという国は日露戦争のときと同じような状況じゃないのか?と思ったり。ただ、そのときの革命的な機運があるとは自分らにはわからないし。

そう思うと、過去の通りにいくわけではない。ただ、過去のようなことは起こることがある。そのあとは情勢がかわれば。。。

 

日露戦争の結末をそこまで書かれていないので、そこだけが不満かなぁ。。。

最後の落としどころってのが一番な気がしますが、そこはむしろ、秋山兄弟は関係ないですからね。ふとそんな感じがしてます。

 

これにて、坂の上の雲はおしまい。つぎはこの類の長い小説読むかなぁ。。。どうしようか悩み中。