Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

日本プラモデル六〇年史/小林 昇 ~誕生してから60年か。。。~

 

もともとプラモデルというのは、海外からのもの。

海外旅行や出張なりで、買って帰る方がいたらしいのですが、現在では日本のメーカーのものが多くでていることもあるそうです。

むしろ、アメリカのメーカーとかは倒産してしまっていて、少し斜陽の産業なのかもしれないのかも。

 

プラスチックモデルの歴史を見ていくと、精密な精巧なモデルという流れと、メディアミックスという流れが興味深い。

あと精密すぎてもダメらしくて、デフォルメをして本物の特徴をよりだしたもののほうがいいようです。

バンダイがもともと萬代屋からきているとか知らなかったし、バンダイもイマイからプラモデル事業を引き継いでいったというのを知ると、てっきりバンダイも昔からプラモデル事業をやっていたのでは?と思ってたので驚きでした。

 

あと、昨今では東欧メーカーや中国メーカーも力をつけてきていて、安くていい製品をだしているようです。

金型も簡易金型となっていて、アルミなどの軽合金製となることで安価になっていっている。

こういうのってなかなか知らない世界だし、興味深い。

 

それにしても、ガンプラの爆発的なヒットの描写をみると、とんでもないことだったんだなということを感じます。

モノが足りないからさっさと送れとか、これだけしかないのかとか言われると、申し訳ない気持ちもあるでしょうけど、それだけの需要を喚起したわけですから。

そう思うと、メディアミックスというのがどれだけ大事かという。。。

 

こういう歴史を見るのって面白い。

ただ、ここ昨今のプラスチックへの逆風がプラモデルに対しての影響がどの程度でてくるのか?

ここらは興味深いです。

植物由来のプラスチックに変えていくのかな?どうしていくんだろう。。。

日本プラモデル六〇年史 (文春新書)

日本プラモデル六〇年史 (文春新書)