Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

ビジネススクールでは学べない世界最先端の経営学/入山 章栄 ~知の探索ってあんまりやってないなぁ~

経営学というと、経営者や経営にかかわる方々にのみ必要なものという印象があります。

必要ないという判断で勉強しないでおくと、いざ、自分がその地位にたったりして必要とするときになってから勉強していては、すでに手遅れ。

むしろ、その前に勉強しておき、仕事に経営目線で考え、判断していくということをしていったほうがいい。

そう考えて、本書を読んでみました。

普段あんまり関係のない類の内容ですが、なかなか興味深かったです。

経営学というものの位置づけが最初に定義されているのもわかりやすくなってありがたかったです。

経営学はあくまで「思考の軸」として使われるべきだと私は思っています。あるいは、羅針盤といってもいいでしょう。

 

読んでて、気になったのはつぎのイノベーションに関すること。

イノベーションの源泉の1つは「既存の知と、別の既存の知の、新しい組み合わせ」にあります。

~中略~

企業組織はどうしても「知の深化」に偏り、「知の探索」を怠りがちになる傾向が本質として備わっています。そもそも人・組織には認知に限界がありますし、毎年の予算を立てないといけない企業が目先の収益を高める丹羽、いま業績のあがっている分野の知を「深化」させることのほうがはるかに効率がいいからです。他方で「知の探索」は手間やコストがかかるわりに、収益には結びつくかどうかが不確実で、敬遠されがちになります。

新しいことをやらないとというのはわかっているけども、目先の仕事や成果の出る仕事についついパワーを割いてしまう。

そちらで、計算できる状態を作っておいて、勝負することにできるような環境を作らないといけない。

 

ということを書いていると、ふと3Mの会社のシステムを思い出してしまった。

www.mmm.co.jp

仕事の15%を好きなことをやってもいいという不文律。

たしかにこういうのがあるからこそ、新しいものが生まれる土壌ができるのだなと感心してしまう。

これを自分の中でやり遂げるには、仕事を20%向上させないと。。。

かなりハードル高い。

 

こういう本を読んでいると、経営学や経済学も面白いなぁと思えてきます。先の見えない中で、自分なりに情報を解釈してどう攻めどころを作るのか?こういう手法を手元にもっておくのも大事なんだろうなと。

ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学

ビジネススクールでは学べない 世界最先端の経営学

 

 以下、メモ書き

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ビジネスパーソンのための 結婚を後悔しない50のリスト/大塚 寿 ~日々の積み重ねが大事か。。。~

知り合いの結婚式に出席したときに、祝辞を述べていた方が参考にしたらいいと進めていた本。

いや、自分の家庭事情がどうこうではなく、現状をキープするというより、最悪の事態にだけは至らないようにするにはどうするか?というものすごく後ろ向きの考えから読んでみました。

 

読んでみての感想は、結婚式という門出に、ちょうどいい言葉なのかもしれないとも思い、祝辞を述べた方はよくこういう本を知っているなぁと。。。

近年、いかに結婚するかが多く取り上げられますが、結婚「後」の生活をいかにつくりあげていくかをもっと考えるべきなのです。

結婚は愛する相手を見つけることではなく、愛し合い続ける相手を見つけ、自分たちだけの家庭をつくり出し、改善し続けることに他なりません。そこには、相性や愛情を越えた「努力」と「技術」が必要なのです。

 

参考になることが多く、折を見て読み直してもいいのかもしれない。

結婚は自身の生き方そのものを問われ、さらにはその適否でさえもがフィードバックされるという、まさに仕事以上に大変なものなのです。

~略~

人生を良い方向に変える現実的な課題としてとらえ、それをいかにマネジメントしていくかを考えていきましょう。

作者は、1万人の方にインタビューした中で導き出した共通項から、大事なエッセンス(世の中の諸先輩たちの言葉)が重たい。

後悔している諸先輩たちの言葉で特に印象的だったのは、「チリツモ」(塵も積もれば山となる)というフレーズです。

~略~

たった一つの出来事によって離婚にいたるのではなく、日々の不満の積み重ねだということです。

 

読んでた中で、ぐっさりときたのがこちら。

どれだけ仕事が忙しくても、優先順位の一位に「仕事だけ」を持ってきてはいけません。結婚生活は生活基盤をつくるものですので、「仕事」と「家庭」は両方大切なものなのです。

~略~

仕事と家庭のバランスがうまくいっている人は、どのような工夫をしているのでしょうか。

その秘密は、「仕事だけ」にならないように、仮に毎日でなくても、必ず週一とか隔週といった比較的短いピッチで、定期的に家族と向き合う習慣を持っているのです。

仕事が忙しくなると、帰宅も遅くなったりしますから、なおさらですね。さらに、そのタイミングで試験やらが重なってくると、そっち優先にしがちですから。

その観点を踏まえると、ちょっと家庭に目を向けておいて、通勤中やら仕事を効率よくこなしていくようにして、時間をつくり出すしかないんでしょう。

うーん、やることいっぱい。。。

 

また、気が向いたら読み直すことにしよう。

ビジネスパーソンのための 結婚を後悔しない50のリスト

ビジネスパーソンのための 結婚を後悔しない50のリスト

 

 

アメリカ大統領に対しての疑問 副大統領が大統領になったケースは9件もある。

トランプ大統領が1/20に就任しました。

疑問に思ったことが1つ。

アメリカ大統領の中で辞任した人は過去にいるのか?ということ。それと、副大統領が大統領になった事例はどれくらいあるのか?

 

ということで早速調べてみました。

 

アメリカ大統領で辞任した人はいるのか?⇒1名いる

アメリカ大統領は、非常に力が強いです。(詳細:アメリカの大統領

これを見る限り、一度就任したら辞任したがらないと思うのですが、調べると1名だけいました。

調査したのは、ここから↓。

歴代アメリカ合衆国大統領の一覧 - Wikipedia

 

辞任した1名は、リチャード・ニクソン第37代アメリカ大統領。

その原因が、ウォータ―ゲート事件。野党民主党の事務局のあるビルに侵入し、盗聴した上、もみ消しなどいろいろと不正なことをニクソン政権がおこなったという一連のこと。

議会で大統領弾劾が優勢となった時点で、ニクソン大統領が辞任。ニクソン大統領の辞任が決議の前だったので、大統領弾劾にはならなかったのです。なお、当時副大統領だったジェラルド・R・フォードが大統領に(大統領が辞任した場合、副大統領が大統領になります)。 この大統領は、選挙をせずに大統領になった唯一の大統領になります。ほかの副大統領は、次の選挙をでて当選しているので。

ぷち情報として、普通アメリカ大統領は国葬されるのに、辞任したニクソン大統領は、国葬ではなかったようです。

ウォータゲート事件に興味がある方は、こちらを参照。

ウォーターゲート事件 - Wikipedia

 

タイトルの内容は、次の通り。

副大統領で大統領になった人の数⇒9名

Wikipediaより引用。

アメリカ合衆国副大統領 - Wikipedia

内訳でみると、次のとおり。

  • 暗殺:4名
  • 病死:4名
  • 辞任:1名

トランプ大統領が45代大統領なので、任期中に副大統領が大統領になるのは、2割。そのうちほとんどが大統領がなくなった場合。

暗殺も9%ととかなりの頻度。

とはいえ、過去のほうが多いですので、最近は警備も厳しいし、メディカルチェックも厳しいでしょうから、大統領が任期中亡くなるのはなさそうな感じがします。

ここ40年はアメリカ大統領は任期を完遂している模様です。

さて、トランプ政権はどうなっていくのか?株価に与える影響も大きいですし、興味深くみていこうかと思います。

 

以上、ちょっと気になったから調べてみたでした。

「脱管理」のチームづくり/岩本 真弥 ~自分で考えることができるかどうかが肝心~

世羅高校というと、駅伝の名門。

広島県立世羅高等学校 - Wikipedia

全国高等学校駅伝競走大会 - Wikipedia

男子は駅伝で9回全国一位に、女子は1回全国一位に。

その出身著名人でいくと、鎧坂哲哉さん(陸上競技選手)、原晋さん(青山学院大学陸上競技部監督)などがいらっしゃいます。

 

その中で世羅高校の陸上部監督が著した本。

読んでいて、練習時間が短いというのを見てびっくり。全国一になるくらいだから、さぞたくさん練習をしているのかと思ってました。

1日1時間半の練習。内容は非常にいろいろと考えてて、早い選手よりも強い選手を作る方に舵をきっているようです。

こういうのを見ていると、どこか開成高校の野球部の話と似たようなところがある感じがします。自分たちで考えて、状況を把握して対応していける実力をつけれるかどうかが肝心要のところなんでしょう。

開成高校も自分たちで考えて、いろいろと試行錯誤をしていき、それがはまると爆発力のあるような勝ち方をする。世羅高校も似た感じがしますね。むしろ、世羅高校の方が駅伝としてレベルが高い感じすらもします。

 

それと、気になったのはエースの存在に関する考え方については参考になった。

エースは必要だと思う。メンバーはあくまでも全員平等に扱っていくが、いざレースとなったおきにエースを中心とした組織ができていないとうまくいかないと思うのだ。

実際のレースではエースを軸に作戦や展望を立てるし、ほかの選手にとっても「うちにはエースがいる」という精神的支柱があることは大きな支えになる。エースはエースであることで自分を奮い立たせ、周囲もエースを中心に団結していく。それは組織のひとつの理想ではないだろうか。

どちらかというと、エースはいらず、複数に似た素材がいればなんとかなるという考えでしたが、ここぞというときに頼るべき人がいるという心強さは重要なんだなと。

ただ、エースに頼りすぎることによる弊害についても書いてあります。

想定が崩れたときのもろさである。~中略~ひとりに頼るチームというのうはこれほどまでにもろいのかということを、私は痛感させられたのだった。

エースに頼ったほうがいいが、頼りすぎてもいけない。この兼ね合いと、さらに最悪を想定して、エースが抜けた場合どうなるか?というのも考えて手立てを打っておく。

 

こういう考え方もあるということを学ぶという意味では非常に勉強になりました。

 

そういや、以前よんだ本で、人を出すときは、そのときのエースを出すって書いてあったなぁ。。。

エースが出てっても、組織が回るようにしておく。それこそが最大のリスク管理なんだろうなぁ。そのためにも、各個人を普段から複数のことをできるようにして、さらには、自分で考え、動ける人に育てていくということが大事なのか。。。

上に立つ人の仕事ってのは、なかなか大変な仕事だわ。。。

 

駅伝日本一、世羅高校に学ぶ 「脱管理」のチームづくり (光文社新書)

駅伝日本一、世羅高校に学ぶ 「脱管理」のチームづくり (光文社新書)

 

 

情報参謀/小口日出彦 ~情報って重要なんですね。。。~

野に下った自民党が情報の観点で、民主党を圧倒していったか?ということを書いてある本。

 

2009年当時民主党政権交代を果たし、政権を取った。そのあとの自民党の埋もれていくかのごとくの状況から、状況を変えていき、次の参院選、そして政権奪回した衆議院選と、情報の観点から見ていったという内容。

 

これを読んでいると、情報を入手するだけでは意味がないということがわかります。同じような情報は各自同じように入手している。それをどう料理していき、何を見るかということ。

言われてみれば、そうなのかもしれないけれども、なかなかやれるものではない。

情報を入手しても、自分のほしくない情報に蓋をして、ほしい情報だけを見てしまう。要は情報を無駄にしているということですかね。。。

 

作者は、もともと世の中にでている情報を分析し、そのときどきの政党支持率を、ネット、テレビの分析でできるという技術をもっている。この政党支持率を出すというのは、新聞社がやってても大量に電話をかけたりして、調査をしている。

これを日常の情報からある程度の状況を見えるのであれば、適切な情報を打つことができる。この目の付け所はすごい。

あと、世間がどこに目を向けているか?というのを見据えていくこと、さらに一時的な盛り上がりなのか、じわじわと根が深い話なのか?というのを見極めていくことも分析からわかる。

 

この作者らの手法を見ていると、ある程度の人力を用いれば、自分の仕事でも活用できそうな気がしています。

各々の情報にどのようなタグをつけて、分析をするのか?にノウハウがあるのでしょうが。。。

 

あとは、投資に関して、情報を得るという意味をしっかり考え直して、取り組みをかえていきたいものです。。。

情報参謀 (講談社現代新書)

情報参謀 (講談社現代新書)

 

 

スタンフォードの自分を変える教室/ケリー・マクゴニガル ~なかなか自分を変えるのは難しい。~

興味があって読んでみた。

 

感想としては自分は変わりたいのだろうか?という素直な疑問が。。。

変わりたいのか、それとも変わりたくないのか。どちらでもそうだなぁといえてしまう自分がいます。むしろ、流されるかのように変わっていっているというのが実際かなと思います。

自分を強く変えたいという意識があまりないのかもしれない。流されている方向が偶然自分が目指したい方向に合致しているのかもしれない。

ふと、そういうことが頭によぎってしまいました。

 

現状に満足はしていないし、今に満足せずに向かっているつもりではいます。もしかしたら、その状態だからこそ、読んでて納得できなかったのかもしれません。

 

でも、読んでて変えなきゃなぁと思っているところについて記載しているところが次のところ。

将来のことを思い描けずにいると、私たちは誘惑に負けたり物事を先延ばしにしたりしてしまう。

これは、よくある。今は判断できないから、ちょっとあとに、といって先送り。そして、どつぼにはまって、あのとき対処してたらこんなことなかったのに。。。ということが。。。。

その原因としては、次のことのようです。

将来の報酬の価値を低く見ていませんか?

意志力のチャレンジにおいて、あなたが誘惑に負けたり先延ばししたりするたびに、将来のどんな報酬をふいにしているでしょうか?

「万能の自分」を待っていませんか?

いまより意志力の強い自分が現れて、大きな変化を起こしたり重要なことを行ったりしてくれるのを待っていませんか?

耳が痛いです。先延ばしにするときは、今は無理だから、といって先延ばしたりしてます。万能な自分は待っていないけど、いまより仕事が落ち着いたりして、次のことができるようになると思ってしまってます。あんまりよくないんですね。

そういうのをなくすためには次のことを考えた方がいいようです。

逃げ道をなくす

決めたことを実行するための対策を講じ、自分のほんとうの望みが反することはやりにくくします。あるいは、アメとムチ作戦で将来の自分の行動をうまく導きます。

未来に行って「将来の自分」に会う

将来のことをまざまざと思い描いたり、将来の自分に手紙を書いたりしましょう。ただ、将来の自分の姿を想像するだけでもかまいません。

うーん、逃げ道をなくすのと、先送りしたときどうなるか?というのを一度考えてから、どうするかの判断をしたほうがよさそうです。

 

項目も多いので、ふと気が向いたときに読み直すというのもいいかもしれません。

どこかで読み直しても面白いかも。

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

スタンフォードの自分を変える教室 (だいわ文庫)

 

 

下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」/中野 ジェームズ 修一 ~きちんと現実に向き合わないとなぁ。。。~

正月休み、年末年始、さらには年末から年始に続く忘年会、新年会で太り気味になってしまうこの時期。

ちょっと太りすぎるのもいかがなものかと考えて、この本を本屋で見つけて買ってみました。

 

読んでて思ったのは、ターゲットはアラフォーの女性。自分はターゲットではないのですが、参考になるところが多々。最近、通勤時に歩くようにしてたのですが、なかなか痩せていかない理由もわかったので非常に有用でした。早速、参考にしながら、痩せていく努力をしようと思います。

 

テレビをみつつ、ストレッチや筋トレをするのもいいのかなとか、いろいろと考えさせられます。

いや、むしろ、通勤時の歩き方や移動の仕方を変えた方がいいのかも。とりあえず、とぼとぼと考え事をしながら歩くのではなく、少し早歩き程度で歩くのと、階段を使うということにしようかな。

本書のシリーズがまだあるので、ちょくちょく買いながら、読んでいこうかなと。

それにしても、体重計に乗るのが最近怖い。。。

下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」 (だいわ文庫)

下半身に筋肉をつけると「太らない」「疲れない」 (だいわ文庫)

 

 以下、参考

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