賢者の書/喜多川 泰 ~時間をおいて何度も読み直したくなる本~
喜多川さんの本はちょくちょく読んでます。
他の「君と会えたから・・・」とか、「手紙屋」とか。この2つは読んで、なるほどなと思うところも有りましたし、もう少し早く出会いたかったと思わせてくれる貴重な本です。
この本も読んでの感想は、時間をおいてもう一度、いや何度も読み直そうと思わせてくれる貴重な本です。
とくに、仕事とかで途方に暮れているときこそ、読むべきものではないのかと。
本書の中には、様々なエッセンスがつまっているので、人それぞれ感じるところが違ってくるかもしれません。時期によっても感じることが変わってくるんだろうなと。
今の自分が感じたのは、次の3つ。最近、心がけていることをそのまま文章で書かれていて、背中をそっと押していただいた感じがします。
行動の結果として我々が手に入れるものは、成功でもなければ、失敗でもない。~中略~行動をおこすときに何かを期待したり、失敗することを恐れたりすることには、何の意味もない。
何になるかを目標にしても成功を収めることはできない。
まず真剣に考えなければならないのは、どんな人間になりたいのかである。
人間は何度だって生まれ変わることができる。
~中略~
何がきっかけになるかはわからない。しかし、自分が今日を新しい自分の誕生日とするたびに、それまでの自分とは違う新しい人生を始めることができる。
昨日までのその人を知る者は、その変化をあざ笑うかもしれない。
人間はなかなか変われないのかもしれない。でも、変わろうとしないと変われない。なら、行動を起こして、変化を起こそうとしたほうがいい。それで他人に笑われることになっても、いつかはきっと変われると信じて進めていくしかない。
今が苦しくても、そのことはいつか笑って、「あのときがあったから。。。」と思えるときがくる。大きな絵を描くのであれば、それはいろんなピースでできている。ピース一つ一つはいろんな条件で手に入る。そのピースが手に入っても、だいじなものなのかどうかは、気づくかどうかはわからない。ただ、ピースを手に入れたときに大切にして、いつかカチッとはまるタイミングを見つけないと。。。
そう思うと、今を必死にもがくということが大切なんだろうなと。どん欲に前に向いてもがく。今はその時期なのかもしれないかなと。
ちょっと勇気をもらえた気がします。また、ほかの作品を読んでみようかな。少し時間を空けた方がいいのかもしれませんが。。。
- 作者: 喜多川泰
- 出版社/メーカー: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2009/08/05
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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