空海。
日本中いたるところで、空海伝説が伝えられています。四国八十八か所を開いた人というのもありますし、海上を歩いたとか、井戸を見つけたとか、上げてたらきりがないくらい。
その空海について、10人の作家が書かれているのを集めてきているのが本書。中には、ジョージ秋山さんの「弘法大師空海」が記載されていたりと。どうもジョージ秋山さんは、浮浪雲のイメージが強いですが。。。
寺巡りは結構好きで、昨今の御朱印帳ブームが起きる前から、西国巡礼したり、大和十三仏巡りをしたり、四国八十八か所巡りをしたりといろいろとやっていたのですが、あんまり曼荼羅や仏のありがたさというのを十分に理解ができていないところも多々。
むしろ、その神社仏閣が作られている環境や立地の風景が好きなのもあります。もともと名刹巡りとか楽しいですから。
知識が不足しているので、特別ご開帳に立ち会えても、ありがたいという気持ちだけで、その秘仏の意味しているところが十分にわかっていないところが多々。
ここいらは、いろんな書籍等を読んで知識・理解を増やした方がよさそうです。
ということで、今回この本から学んだ知識は、胎蔵界曼荼羅と金剛界曼荼羅の違い。ざっくりまとめると次のこと。
- 大日経をもとに描かれている。
- 大日如来の理を表現している。
- 画面全体は、大別すると三重の仏の世界と、それを守護する神々の世界に別れる。
- 中央の大日如来の理が世界の至るところに遍満することを表すかのような放射型の構図。
- 金剛長兄をもとに描かれている
- 均等に分割された九つのブロックの集合であらわされる。
- 「の」の字型の渦巻き構造になっており、悟りを開いた仏が人々のもとに下って悟りに説く道筋を、反時計回りは、無明の凡夫が次第に悟りへと向かう道筋を表している。
もっと詳しいところは別のHPや書籍で調べたほうがよさそうです。なかなか理解が進まない。
曼荼羅は大きく分けて二種類あるけど、何が違うのか?というのをあまり理解できていませんでした。
何か意図があるのかな?と思ってましたが。。。
やはり、興味を持っていろいろと学ぶことで、旅や生活を楽しむ範囲が広がるのであれば、それはそれでいいことなのかな?と思ってます。
それにしても、空海という人は、謎が多いというか、どこか劇画的な感じのする人だなと。多分に脚色があるのはわかるのですが。。。