Otra célula del cerebro

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超訳 論語/許 成準 ~長く読まれる本ってのはいろいろと感じるところが多いです~

2500年読まれ続けている論語

以前に読んだことがありますが、久々に読むといろいろと感じるところがあります。時間が感じるところが変わっていくのでしょうか。本書は、わかりやすく意訳されている本書は初めての人が読んでもわかりやすいと思います。

おそらく読むたびに感じるところは変わるのでしょう。だからこそ、何度も読み直したくなる本なのかもしれません。

 

今回読んで、感じたところは次のところ。

自分が経験した不便や、試練から、同じ苦労してる他人を思いやれる態度が、「仁」の精神なのだ。

他人を出し抜いてという競争社会だからこそ、こういう行動をとれることに尊敬の念がでてしまいます。なかなか「仁」の精神を体現できそうもない。

自分が苦労するところは、他人も苦労をする。なら、その苦労を見せずに先に進んでいき、他人が後をおいかけてきたときには、その差を保つためにも黙っておきたいものです。とはいえ、思いやりの態度を見せないと、周りからいろいろと言われますので、どこかで教えることが必要となる。そのタイミングは、個人的には、その次の苦労を乗り越えたときです。どうしても、どこか自分を有利な状況に置いておきたいという考えが頭をよぎりますから。

ただ、そういうのだと、「仁」の精神とは違うんでしょう。仁の精神は、次のように本書には書かれています。

「仁」とは、自分の利己心を制御しながら、人を大事にすることを指している。

もう少し他人の立場にたって、自分のことを考えるだけでなく、他人にGive!、Give!の考え方で動いたほうが後々にはいいんでしょうか。なかなか答えはでないです。

何がいいのか?時代によって違うのでしょうが、2500年も読まれ続けるというのは、「仁」の行動が一つの答えなんでしょうか。

なかなかできることではない。どこかで自分に帰ってくる、そう思って行動する時点で「仁」ではないのかもしれない。

気づかずに行動できるからこそ、「仁」というものを体現でき、苦しいときに助けてもらえる状況がでてくるのかなと。。。

 

難しいですねぇ。。。

ここいらは、これからじっくりと答えを出していきたいです。

 

超訳 論語

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