Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

すべての日本人のための 日本一やさしくて使える税金の本/久保 憂希也 ~税金って難しい。。。~

税金というと、いたるところでとられている気がします。

所得税や、住民税はもちろんのこと、ガソリン税やたばこ税といったものまで。

最近では、消費税を10%にあげないとという話も出たりしてます。

 

ガソリン税と消費税のこととか、いろいろと思うところがあります。

ただ、そのことをいちいちあげていくというよりも、まずは税金についての知識をもっておかないと、気づかずに脱税とかで追徴課税が来たりする可能性がありますから、そこいらをきちんと知っておこうというのが狙いです。

 

そういう意味では、この本を一通り読むと理解が進みやすいかなと。

2011年に刊行と、ちょっと古いところもありますが、おおむねは理解ができるというのがありがたいです。

 

その中で、消費税についての海外で取り入れている仕組みというのが興味深い。

付加価値を計算するには、仕入れの金額がはっきりとわからなければなりませんので、インボイス制度があります。

このインボイス制度には、とても上手に「正しい納税」を促進しているという面もあります。というのも、ストーリーの中に出てきたように、

①免税業者は取引から排除されることがあるので、課税事業者になりたくなる

②消費税の転嫁がしやすくなる

③売り上げがごまかせなくなる

といった効果があるからです。

消費税は、年間の売り上げが1000万円以下の零細企業は消費税を免除されている。

間接税とはいえ、自分たちの払った消費税が、税金として納められていないというのは驚きとしかいいようがないです。

滞納率も50%超と一番多いですし。。。

大手企業や大きな売り上げを上げているところに対して支払った消費税は、国に納められているようですが。。。

これを知って、きちんと税金を支払ってもらうためにも、大型スーパー等で買い物したほうがいいのかな?と思ってしまったり。。。

 

消費税自体、消費者が払ったのを事業者が一時的に預かり、それをまとめて国に納めるという仕組み。

それを見ると、うーん、1000万円以下の売り上げ業者が免除されるってのはおかしいなと。つまり、消費者から預かったものはそのまま自分の懐の中へという。。。

ここいらは、導入時にあまり議論が深まらずに導入したのが原因な気がしますが。。。

 

 

海外では、こういうのを解決するのに、インボイス制度を導入しているようです。 

日本でも、インボイス制度自体は、平成35年から開始していくようですが。。。

その際には、区別なく税金を回収する仕組みにしてほしいものです。