ざっくり分かるファイナンス 経営センスを磨くための財務/石野 雄一 ~投資って難しいねぇ。。。~
投資先のお金の動きをきちんと理解する。
それが投資を判断していく上で非常に大事なこと。
大事なのは、リスクをいかに取りつつ、企業の価値を最大限にいかにしていくかということ。
ただ、リスクというのは見る立場によって大きく異なる。
企業を大きくしようとして融資を受けているのを見ると、債権者側からはリスクをとっているように見えるし、チャンスがあるのに融資を受けずに起業を大きくする機会を逸しているのであれば、それもまた違う。
よく「あの会社は無借金経営だからいい」などということがいわれますが、~中略~
あくまでも債権者の視点であるということ
こういう目線というのは、大事なことなのだなと。
そして、リスクを取るとかリスクが。。。といわれることがあるけども、次の一言が重たい。
リスクがない会社なんかあるわけない!あるとすれば、そんなのは死んだ会社だ
いかにリスクを取りつつ進めていくか?というのが大事で、そのリスクの許容量がどこにあるのか?というのを見極めていくことも大事。
あと、投資の判断は次のプロセスを踏まえて、回収できるのかどうか?というのを見極める必要がある。
投資判断の決定プロセスは、①そのプロジェクトから生み出されるキャッシュフローの予測する。②予測したキャッシュフローの現在価値を計算する。③投資判断指標の計算を行う。④その計算結果と採択基準を比較、基準を満たしていれば投資を行い、基準を満たしていなければ投資を見送る。
投資したものがどれだけリターンをあげられるか?それに尽きるということですかね。
逆に、そこを踏まえてアピールしていけば、投資を受ける可能性も増えるということ。
同程度のリスクであれば、事業をきちんと考えて、成立性があるほうに投資したいというのもありますから。
いろいろと考えると、いかにリスクを上手にとるか?ということなんでしょうねぇ。。。
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