Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

一生食いっぱぐれないための エンジニアの仕事術/椎木 一夫 ~エンジニアっておもしろい~

 エンジニアに求められるものってなんだろって思うと、次のことらしいです。 

対象(原発の立地)を解析(A:Analyze)し、大津波にも耐えられるという目的に沿って原発を設計(D:Design)し、それを実現(R:Realize)するというADRのプロセス

 解析して、設計する。

最初の解析というのってなかなか難しい。現状把握もきちんとできていないとよく変な方向に進むことも多いですから。

あと実現というのもね。。。現実的にできないものを作っても意味ないですし、再現性がないのもなぁとも。

 

そういうのを踏まえると、会社が求めているのは次のような人材。 

会社は、「応用問題に対して最適解が出せる人材」「答えのわからない仕事をまかせられる人材」「難問の解決に向かって努力しつづける人材」をつねに求めています。

いってみれば仕事ができる人材ということですかね。

「仕事ができる」とは、混沌とした情報やものごとを整理して道筋をつけ、難しい問題を解決することです。

 

 ただ、エンジニアが会社で働いていると少し窮屈に感じることも多々。そこに対するコメントがこちら。

 More active, more free

 Less active, less free

 アクティブに動けば動くほど自由に動けるということだそうです。

 

 さらに、自由を手に入れるならば、昇進していくしかない。

自分の力を磨き、仕事を通して上司にも部下にも認められるような、人間関係をつくらなければならないのです。出世というと即物的でいやらしく聞こえるかもしれません。しかし、偉くなれば自分のやりたい仕事が、思うようにできるわけですから、出世しないよりはした方がよいと思います。

 ただ、昇進しすぎると徐々に技術から離れていくわけですから、そこはどうするか?というのもあるんでしょうけど。。。

なかなかそこいらが難しい気がします。

 

あと、先の長い仕事をするには次のことを考えながらしたほうがいい。

エジソン象限の試行錯誤の成果は刹那的なのです。 さて、自然法則の理解度が高く、応用性・実用性の考察深度も高いステータスは、「パスツール象限」と名づけられています。この象限は、原因解明と理解に基づく実用考案の領域です。タテ軸とヨコ軸の間にあるこの第三の方向が工学(技術)を表し、イノベーションにつながるのです。

 

 最後に、仕事をしている中で疑問に思ったり不思議と思ったりしたことはメモっておいたほうがいい。

そして、そのまま置いておくのではなく、少し時間ができたときに検討をしてみる。そうすることで、新しいことを見つけることになるかもしれない。そして、イノベーションを興すことができるかもしれない。

そう思うと、日ごろの疑問をどこかに書き残しておくことが大事。

 

一生食いっぱぐれないための エンジニアの仕事術 (光文社新書)

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