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IFRS 国際会計基準で企業経営はこう変わる/PwC Japan IFRSプロジェクト室 ~変わりすぎていまいち理解がすすまない。。。~

IFRS 国際会計基準

国際財務報告基準 - Wikipedia

(日本の会計基準との違いは、上記のURL参照。結構変化点が多いです。)

 

株式投資をしていると、今年度よりIFRS準拠にてとかという文言をちょくちょく見かけます。

あんまり気にしてはいなかったのですが、なぜこの文言がでてくるのだろう?と思うことが出てきたので、本書に手を伸ばしてみました。

IFRSがらみの本が多くあるのに、なぜこの本か?といわれると、BookOFFで安く入手できたからというところ。

 

同一の会計基準で、海外の関連企業との会計をすることができれば、その差異が明確になるし、同一のものさしで見ることができる。

この基準を適用していくことで、グローバルでの経営がしやすくなり、早期の判断ができるようになっていく。

そう考えると、M&Aにおいても、判断がはやくなっていくのでしょう。

そうなると、M&Aで連結していくとなると、同じ会計基準を持っている相手に対しては、判断が早くなる一方で、各国の基準に準拠していると、その判断が遅れていき、決まるものも決まらなくなってしまう。

 

上記のように考えていくと、これからどんどんIFRSへの適用が進んでいくことになっていくのかなと。

同一会計基準ですることで、より効率的な経営判断がされるようになっていくんでしょう。

ただ、IFRSの思想を十分に理解しておかないと、表面的な適用となり、わずらわしいだけとなってしまう。

 

IFRS:原則主義といわれており、概念的な理解をしていく必要がある。それに対して、ルール主義のところだと、悪い点があると、パッチをあてるかのようにルール改変があり、徐々に複雑化していく。複雑になれば、処理するのに時間がかかったりするわけですから。。。

 

そして、同じ会計基準で、いろんな会社がするようになれば、投資家でも、各社の比較が容易になり、どこに投資をするか?という判断がしやすくなる。

IFRSへの対応というのは、どんどん進んでいくのかな?とも思えてきます。特に、グローバルで戦っている企業にとってはすぐにといったところでしょう。

 

すでにIFRS対応しているところも多々あります。

https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kigyou/siryou/kaikei/20170214/01.pdf

金融庁のURLでみても、右肩上がりに135社(上場131社、非上場4社 2017年)がIFRSへの適用をしていますから、これからも増えていくのでしょう。

IFRS 国際会計基準で企業経営はこう変わる

IFRS 国際会計基準で企業経営はこう変わる