第四次産業革命 - ロボット、AIであなたの生活、仕事はこう変わる/西村 康稔 ~楽になりそうかな。~
ロボット、AIについてまとめられた本。
ただ、いままで読んだ本に結構書いてある内容とかぶることが多かったので参考になるレベルなのかなとも。
個人的にロボット、AIには仕事を取られるものではなく、自分たちの仕事をより効率的にする道具という感じでとらえています。
ロボットやAIにも得意なところや苦手なところもあるわけですから、そこを補い合うことでより効果的に、効率的に生活ができるのではないかとも。
ある意味で、ルールの決まった、情報が限られた囲碁のような世界は、むしろコンピュータの得意とする世界です。そうではなく、例えばポーカーのように相手の表情を読み取るなど、ゲームのルール以外の情報を判断していくことはコンピュータは苦手なわけです。一期一会の場面でのこうした総合的な判断こそ、人間に求められる能力だと思います。
逆に、ルールを決めてしまえば効率よくできるのであれば、そういう設定をしてデータをとっていく。そういうことができれば、効果的に使えるわけですし。
そう思うと、問題設定能力というのが一番大事なところなんでしょうね。。。
これからの時代、技術者として生き残っていくには、なんと面倒なことか。。。
第四次産業革命 - ロボット、AIであなたの生活、仕事はこう変わる - (ワニブックスPLUS新書)
- 作者: 西村康稔
- 出版社/メーカー: ワニブックス
- 発売日: 2016/08/29
- メディア: 新書
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久々に映画の感想 ボヘミアンラプソディー
久々に映画のことを書こうかと思います。
見た記憶がなくなる前に感想を書いておこうかと。
興行収入とかテレビとかで散々流された言わずと知れた映画。
以下見ての感想。
フレディはさみしがり屋だったのかな。だから、メアリーを求めた。ただ、queenが売れてしまったあとの徐々に隙間ができてくるところは…
だからこそ、いろんな人の中心にいようとしてた。
インタビューのところで、queenのリーダーといわれるところがあるけども、それを否定して自分はリードボーカルだと言うシーンは、ぐっとくる。
端から見たら、リーダーのように見えても、仲間意識が強かったんだろうな。
むしろ、この事をみていると、仲間意識って大事だなと思う。
エイズの感染がわかったあとの迷走は仕方のないことなのかな。レコーディングで声もでなくなるくらいに。
そこで、簡単に気持ちを切り替えれたら、むしろとんでもないメンタルの持ち主。
悩み苦しんでいるからこそ、人としての魅力があるわけだし。完璧な人間よりも弱味をみせるからこそ。そう思うとこういうのがおもしろいことだなと思う。
最後のシーンにオープニングの映像が流れるところがいい。
むしろ、この流れがあるからこそ引き立つというか。最初のところ、自分の知っているqueenが出てくるところがいい。
そして、queen結成の流れが入っていく。
最初は気づけないわずかな方向のずれが徐々に大きくなっていくんだけども、フレディのエイズのことがひとつの形に持っていく。
こういう流れを見ていると、いかにベクトルを合わせていてもずれると仕方のないところもあるのだろうな…
なんてことをみながら、みてた。
ただただ、queenの音楽っていいなと言うのが素直なところ。
それにしても、we will rock youが作られるところはゾクッと来た。
観客と、一体感がつくりたいから作られてたと言うのも。それがその前のライブで観客が歌ってくれたことに感動してのこと。
と、とめどなく感想を書いてみました。
久々に映画を見て感想を書くのっていいよなぁ。
孫正義 リーダーのための意思決定の極意 ~スピードが大事か。。。~
ソフトバンクの孫さんの語られた内容をまとめた本。
質問形式で2択の問題がでていて、そこに対する回答がある。
どの質問もなかなか難しい。いや、単純にはいかない質問が多いです。うーん、これってどういう意味だろうと考える。考えさせられる。
面白い構成になっていて、次を読もうという気にさせてくれる。
質問形式を重ねていくことで、どういう考えがありどう判断していったのか?というのが面白い。
この中で興味深かった話が一つ。
ジョイントベンチャーを作ったものの不振。撤退する際にすべて背負った話で、相手が次に提携の話があったら交渉なしでサインするという言葉をもらう。そういう相手に信頼関係を大事にするのも大事ということ。
こういう考え方って面白いな。
あと、最後のところが気になる。
世界中で生き馬の目を抜くような競争をしています。みんなガンマンのように早撃ちだ。こっちも素早く撃たないと手遅れになる。日本の大企業が負けるのはだいたいスピードです。彼らは九割まで待っている。
リスクは高くてはいけない。でも低く抑えすぎては勝負すらできないということを、ぜひ覚えておいてください。
勝負ごとのことを考えると、いかに勝つかというのが大事。
そうなると、スピード勝負であればいかに素早く仕掛けていくか?というのが大事になる。そこの見極めを素早くしていくのとともに、ある程度のリスクをかけ、突き進む。途中で見込みがないと思えば、撤退も視野に入れて判断をする。
そういうなかなか難しい判断をしていかないとと思うとぞっとする。
でも、いかに早く情報を集め、早く判断していくか?そこが一番大事なんだろうなとも。
9割まで待つのであれば、9割に素早く立ち上げていく方法を探していく必要があるのかもなぁ。。。
まぁ、そういうことができるなら、7割の段階で勝負しかけたほうがさらにいいんでしょうけどね。。。
2019年初の大阪・京都旅 その2 ~西国33か所巡り 三室戸寺~
西国33か所巡りで結構いっていないところが多いので、どうしても寄りたかったというのもあります。
なので、移動時間を考えながら移動です。
普通に考えれば、枚岡周辺のところに行ったほうが効率的なんですけどね。そういう非効率的なことを考えてやってみるというのも、また思いつきの旅のいいところなのかも。
と言い訳じみたことを書いておいて、三室戸寺の写真をぺたぺたと。
西国自体は2回は回っているので、実質ここにくるのは3回目?いや4回目か。
車2回に電車で2回。そう思うと、結構来ているような気がします。
電車で宇治まで移動したのち、そこからはバスを利用して移動です。
バス乗り間違えたかドキドキしながらでしたが無事に移動完了。
山門をすぎててくてくと。ここはアジサイが有名なので、6月くらいにきたほうが見どころ豊富です。
手水場。
その拡大。
本堂の写真。本堂でお勤めをしたのち、御朱印をいただきました。
本堂への参道のよこにこちらも。
参拝を終えて次のところへ。
ちょこっと調べて、西国の次のところは時間的に厳しい感じがしたので、別の場所を。
以前の滋賀の旅にでてきた黄檗宗の万福寺にいこうとてくてくと歩き始め。。。
次回に続きます。
統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門/ダレル・ハフ ~時代を感じるのは事例だけ。~
50年前に出版された本。でも、読んでいて、むしろ今からでも読んでもいいんじゃないかなとも思えてます。
昨今、AIや機械学習が言われることで、データをいかに活用していくか?というのが問われていますが、むしろ、そのデータをどのようにとり、どのように見せていきたいのか?どういう結論に持っていきたいのか?というのを考えていくことも大事なのではないか?とも思えてます。
この本には、よく使う手法を結構書いてあります。
データをいじることなく、グラフの作り方ひとつで見え方がまったく異なる。そうすることで、受ける印象が全く異なっていく。
つまり、グラフを見たら、どういう意図でこのグラフは作られているのか?とか、このデータの母数はどういうものだろうかとか、そういうのを考えて判断していかないと実像をきちんと把握することができない。
グラフの縦軸を一気に変化をつけているように見えて、実際は変化はごくわずかとかというのもありますし。
グラフをぱっと見の印象だけで判断をしていくと、間違った判断をしかねない。
逆にいえば、自分たちがグラフを作る側であれば、その意図をその中に入れていくことで、思ったように印象をいじることもできる。
そういうのを考えると、情報というものをいかにコントロールするかというのも大事になるのだなと。
そんなことを思うと、こういうのは基本的に変わらないことなんだなとも。
統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門 (ブルーバックス)
- 作者: ダレル・ハフ,高木秀玄
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1968/07/24
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2019年初の大阪・京都旅 その1 ~一宮巡り 枚岡神社~
2019年の年始ネタがまだ埋もれているので、そこいらの吐き出しを。
このシリーズしばらく続く予定です。ただ、春の18きっぷをやっていないため、どうしてもネタが不足がちなので。。。
ということで、まずは一の宮巡りのことを。
河内の国の一宮 枚岡神社へ年始に参拝。
一宮は日本各地にあるので、なかなか進まないのがね。。。
さらにいろいろとあると、旅行にすら行きにくくなることも多いですから。そう考えると、行けるタイミングあれば行く。そのくらいの意識でいいのかもしれない。
ということで、まずは写真をぺたぺたと。
大阪から乗り換えを繰り返して、枚岡へ。
駅前に神社があるので参拝しやすいのが非常にありがたい。
正月のときは非常に人が多かったんだろうなと。
1/5に参拝しているので、まだしめ飾りがあります。
こういう手水場は面白くていいですね。
そして、参拝。そののち、一之宮の御朱印をいただきました。
狛犬の代わりに鹿。
参拝を終えてから、駅に向かっていると、大阪方面が少しみることができました。
これって、民家がなかったら一望できたのかもと思うと、すごかったんだろうな。。。
さて、次回に続きます。
なぜ日本の会社は生産性が低いのか?/熊野 英生 ~リスクをいかに取るかなのかも~
日本の会社の生産性が低いと言われてますが、なるほどなと心当たりがあることが多々。
ただ、生産性が低いと言われても、成果を出し続けている企業もあるわけで。
そういう反論をぐっと奥にしまいつつ読んでました。
私たちが目指すべき戦略は、まず「物量重視」。次に決戦よりも「持久戦志向」。最後に「判断の柔軟性」。この3つである。これを現代の経営に焼きなおすと次のようになる。
戦力の逐次投入を避けるというのはよく言われるのですが、最初から全力を尽くすのはなかなか難しい。
そもそもその判断に自信をもてるかどうかなんてなかなか判断つかないことですから。ただ、この方針って、物量重視と持久戦志向って矛盾しているようなしていないような。。。
これで勝つというような決戦的な考えを持つのではなく、物量で押していく。そういう戦い方のことを書いてあるのだろうなとも思ったりしてます。
ただ、戦力の逐次投入を避けるには、ここでいくべきだとリスクを取る必要がある。その判断をできるかどうかが大事なことなんだろうなと。
リスク回避の志向は、予期できない事件→不確実性の高まり(=リスク許容力の急低下)→リスク回避行動、という順序で決まる。不確実性の高まりは、人に先行きを予想しにくくかんじさせるため、リスク許容力を下げる。そうすると、予想損失率の上昇を回避するように、人や企業は極端な安全志向へと豹変することになる。
不確実な環境で、安定的にリスクをとれるかどうかとなると、ある程度の安定的な稼ぎを持っておく必要がある。そう考えると、いかに既存事業をいかに大事に育てつつ、新しいことを試していくか?そういうスパイラルを回していかないといけない。
順調に行っているときこそ、新しいことを試していくそういう環境をいかに生み出せていくかか。。。
「失敗するかもしれないが、やってみよう」と応じてくれる上司は、リスク許容力が大きい。成功体験を重ねてきた人は、たとえ部下が失敗しても、今後、自分の特典でその失点ぐらいは取り返せる自信がある。経験則で言えば、自分で成果を出しきてきた上司ほど、リスク許容力が大きい。
逆に、自分で実績を生んだことのない上司ほど、リスク許容力が小さくなる。
ただ、上司次第でその環境を作れるかどうかが変わる。うまくいっている上司はうまくいけるのであれば、その上司のもとで働ける期間にいかに成功体験をつみあげていけるか?というのが大事なことなんだろうなと。
たとえ失敗をしたとしても、成功を収めることができれば、その体験をもとにリスクを取れる可能性があがるのであれば。。。
グローブは危機から転換へと動く際の動機付けとして、「他社がまだ迷っているうちに行動を起こす企業、最初に行動を起こす企業のみが、競争相手に勝つための時間稼ぎという真のチャンスをつかむことができる」と述べている。新事業には先行性のメリットが大きいから、リスクが大きくても先に動くことがメリットをより大きくするということだ。
リスクを取る際の判断としては、メリットがあるかどうかですかね。
先行者メリットをいかにとれるか、それにつきるのかと思います。そうなると、先にどういう未来があるのか?を想像する世界というのが大事なところとなっていくんだろうなと。
そういう力をもたないとリスクを取れるようにはならないのかもしれないなと。。。
まずは新しいことにチャレンジをする、そういう姿勢が大事なのかもしれない。