クルマは家電量販店で買え!
年末読み終えてたのですが、書くのを忘れてたので記載。
今回の内容として、自動車販売のからくりと、学歴社会のからくりを経済学の観点からアプローチ。
個人的に面白かったのは、自動車のディーラーの仕組み。
たしかに、並列で並べて勝負するわけではないし、うまくすみわけするようにしているので、直接的な値段問題にならない。
だから、車は高いままだって話。
確かに、こういう観点から見ると、車ってどんどん安くできるのではって思えるんですが、実際のところ、そうは下がらないだろうなって思えてきます。
なぜかっていうと、車に使ってる部品って、ほとんどその車種オリジナルなんですよね。しかも、数をこなしているわけでもないので、大幅に値段を下げるのは困難だと思います。
あと、車ってのは、安全性も重視しないといけないって一番重要な要素が入ってくるので、家電ほどは下がらないと思えますね。
それに、うまくすみわけをしているから、車の値段が下がらないというのは、それは自動車産業が非常に、開発に値段がかかり、かつ多くの人が携わっているからてのも考えられます。多くの人が携わる分だけ、値段を下げるのは困難なわけだし。だから、ディーラーというシステムをいれて、ある程度値段を維持するという作戦をとっていると思います。
明らかに、この著者は、経済学の観点から、値段のからくりをといているので面白いのですが、各事情について、実情を知らないのかもしれないなって思えてきます。
と批判的なことを書いてみましたが、
実際のところ、かなり内容はおもしろいです。
一気に読み終えれる感じです。
前作のほうを読まれたことがないなら、お勧めです。
前作読んでる人は、似た内容なので、飽きが早いかも....。
- 作者: 吉本佳生
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2008/11/08
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 55回
- この商品を含むブログ (32件) を見る