チェゲバラ 39歳別れの手紙
前回の28歳の革命が、ツボってたので初日に見に行きました。
個人的に、面白かったですが、一緒にいったやつは、重い、疲れたって言ってた。
いろいろ考えさせられましたね。
キューバで革命が成立し、アメリカの支配下に突如現れた共産主義国家キューバ。
その革命の種を広げていこうと、動き出したゲバラ。
その動きを止めたいアメリカの思惑。
それがものの見事にぶつかっていった結果でしたねぇ。
ゲバラが、ボリビアでの活動を、自分が頭で動かず、黒幕もしくは、No.2として動き、世間にはNo.1はボリビア人だと思わせて動ければ、ボリビアでの革命は成功していたのかもなぁって思います。
結局のところ、そこが難しいんでしょうけどねぇ。
一度成功をしてしまったため、どうしても、その名声が一人歩きをしてしまい、人を集めるのは楽だけど、それ以上に相手に警戒感を与えてしまった。
そこをなんとかして、隠れてやれればと思ったりしました。
アメリカ自体は、第2のキューバを作りたくなかった。だから、ボリビアに援助をしたんだと思います。第2のキューバが出てくるというのは、第3のキューバ、第4のキューバが発生し、つまり、アメリカの影響力が、アメリカ大陸にて失墜することに等しいわけですから。
それは、つまり、アメリカがソ連に敗北を喫するに等しいことを意味するわけですし。
と、考えつつ、映画を見ていました。
ゲバラという人物は、困窮した人々の不満を晴らすために、輝いた星のような存在だったのかもしれません。なんつうか、古代、中世といった農民一揆とか暴動のイメージが強い。
中国でいうと、国家が立て換わるときのあの混乱期のイメージ。そこからでてくる、大きな星といった感じなのでしょうか。