みっともない老い方/川北義則
60歳以上のことについて、たまに考えることがあります。
現実には、まだまだ先なんですが、60歳のことを考えての人生プランをたてとかないとなぁとか、金銭的不安をなくすために個人年金をしてみたりとか考えてみることが多いです。
定年後のことを考えるのに、いい機会となる本かもしれません。いや、ならんかも。ちょっと読みづらい本なのは事実です。
いまから、20年、30年、40年先とか考えるとわけわからないですしね。世界情勢が大きく動いている中で、今の枠組みで進むとも思えませんし。ただ、現状でわかえる範囲で考えられる内容で、最善を尽くすというのもひとつです。アリとキリギリスの童話の話になっていきそうです。
読んでて思ったのは、つぎの3つ。
- 第二の人生というよりも、過去の栄光にしばられるな。
- 感謝の気持ちを忘れずに。
- 生活を適宜、見直して最適化
この3つのことが繰り返し、手を変え、品を変えという形ででてきます。
定年後の人生にでてくるのは、過去の栄光にしばられて、まだ会社の肩書きで生きていこうというのが抜けないみたいです。だから、地域の集会にいっても、ついつい会社の上役だった人は、上から目線で人に物頼んだりしたり、指示、指摘をしてしまい、反感を買うようです。
会社員時代は、仕事中心になってしまっていて、そこで染み付いた慣習や生活の仕方とかを一切忘れろというのは難しいです。
そうなると、会社員時代のうちに別の人とのつながりをもつというのも、こういうのを減らしていくという一つの手なのかなと思います。
もしくは、徹底的に突き抜けて、役員や社長までのぼりつめるとか、脱サラして、個人事業主になるとか、大学へ戻るとか、仕事で生きていく道を見つけるのも手ですね。
別のつながりというのが、地域行事に参加していたりとか、趣味のつながりの和の中に入ったりとか、社会人大学入学したりとかね。。。
ワークライフバランスが大切なのかな?と思えてきます。
参考URL:ワーク・ライフ・バランス - Wikipedia
てことは、こういうふうに本を読んで、コメントをこつこつと書くのもいいのかもなぁ。ただ、老後で暇になったから、これだけってのもなぁと思うし、もう少しいろいろと趣味を増やすというのも大切なんだろうなぁと思ってます。
いや、もしくは、やってみたいことを考えておいて、自分でモノを作るというのも手かもなぁとも思ったり。
ちょっと前にやってた、72hours(NHK)であった秋葉原の工房「DMM.make」のようなところが増えてくれば、面白い気がするんだけどなぁ。。。難しいだろうけど。
NHK『72時間』に秋葉原の工房『DMM.make AKIBA 』が登場! | ちょっろっと気になるニュース速報
DMM.make モノが作れて世界で売れる。製造・流通を支援
とはいえ、自分の作りたいものとかって、モノそのものではないからなぁ。ソフトに近いから、一人でコツコツやれるんだし。。。一人でコツコツやってたら、ひきこもっちゃいますからね。
やはり、そういう工房があれば、金を払っても面白いのかもと思えます。
ちょっと定年後何をしよう?と考えてみましたが、そこまで、コレやるんだ!というのがまだまだ見えてないですね。
旅行とか好きでも、年から年中旅行に行くわけにもいかないですし。
あんまり本に関係ないことをつらつらと書いてみました。
最期に、この本で心においておこうと思った言葉をひとつ。
慣れても狎れるな
これは、境遇に慣れてしまっても、それを当たり前として、周りに迷惑をかけるなということとなりますが、心がけるだけでもなかなか難しいことかなぁと思います。

みっともない老い方: 60歳からの「生き直し」のすすめ (PHP新書)
- 作者: 川北義則
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- 発売日: 2011/06/16
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