問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい 社長会計学/山田真哉 ~自分の不勉強がわかるだけつらい。。。~
財務三表といわれる「賃借対照表」「損益計算書」「キャッシュフロー計算書」が重要だと言われても、見方もわからないし、何を書いているかもわからない。
ただ、見えるようになれば、会社のお金の状態がわかるようになる。そうなれば、少しでもいろいろと、現状がわかれば仕事の意義もわかることになりますし、ある程度見通しを立てるようになるのかなと。
賃借対照表:決算日の会社の財産を記載したもの。ストップウォッチみたいなもの。
損益計算書:期首日から期末日までの1年間の成績表。通信簿みたいなもの。
キャッシュフロー計算書:お金が増えたか減ったかを計算したもの。
書いててさっぱりという感じですが。。。
よく聞く会社の決算発表で増収増益とかの意味は次のようです。
「増収増益」は、調子がよい会社。
「増収減益」は、規模は拡大しているけど効率は悪くなっている会社。業績悪化を補うために新規出店を増やしたり、新規事業を始めたりする会社はこれですね。
「減収増益」は、規模は縮小しているけど効率は良くなっている会社。リストラをしている会社はこれですね。
「減収減益」は、調子が悪い会社です。
なるほど。だから、増収増益のときはボーナスが増えるのか。。。納得感がある。
会社の利益として、営業利益、経常利益、純利益とあるけど、その順番の意味としては次のこと。
お客様、取引先、社員、銀行、国、そして最後に利益が残るというお金の流れが見えてきます。
見るべきなのは、営業利益。お客様から預かったお金から、取引先への支払い、社員への支払いがおわった分。
会社の本業によって生じた利益であり、②営業利益が伸びていれば会社の成長は順調だからです。
経常利益や純利益とかは、本業外の不動産収入とか株の儲けとかが乗ってくるから、あんまり参考にしないほうがいいみたいです。
企業として、重要なのは、次のこと。
一番健全なのは営業活動で金を稼ぎ、その金で投資活動として設備投資をし、残りの金で財務活動として借入金を減らすという流れ。プラス、マイナス、マイナス、です。
~中略~
最悪のキャッシュフローは、マイナス、プラス、プラス。
本業で儲けれず、設備投資をせずにお金を借りてくるというパターン。
てことは設備投資を渋りだしたら、大変な時になってきたということか。なるほど。
こういうのを見ると、投資のときに純利益が増えてるから、といって選ぶのではなく本業で儲けている企業に投資しないと!と思えてきます。
あんまり関係ないと思ってましたが、読んでると、へーと思うことがある本でした。

問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい 社長会計学
- 作者: 山田真哉
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