Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

超高速!参勤交代 リターンズ/土橋 章宏 ~映画みてみようかなぁ。~

映画にもなっている本作。

前作をちょっと前に読んで、今回もあまりの面白さに時を忘れて一気に読みました。

前作の感想はこちら。

matypoyo.hatenablog.com

 

参勤交代の参勤とは、所領から江戸へ向かう話、交代は、江戸から所領へ戻る話。

今回は牛久に1ヶ月くらい長めの滞留をしていたのをいいことに、そこを狙われてしまう。

まぁ、滞留していた理由は、お金がないからなんですが。。。

うん、お金って非常に大事。

 

相手も、前回の反省からいろんな手立てを打ってきます。

まず難癖のつけ方。もどってないから、参勤交代が終わってない。だから、2日で終えろといい。さらに、経済基盤がもろい弱小藩にとんでもない普請ネタをもっていったり。

この2日間でやれというのに対しても、前みたいに道なき道を行ってもらっては困るということで、目付をつけたりとか、追手を強力にしたりしている。

ここまでハードルをあげますか!ってくらいにハードルを上げていきます。

 

この心が折れそうなところをぐっとこらえて一気に突き進んでいく、さらには、2面作戦を展開する心意気もいい。

お家存続というリターンに向けて、最大限のリスクをかけての勝負。面白くないはずがない。

途中で心を折るようなことが起きますが、これも話ががぜん盛り上がっていく。安心して読める勧善懲悪ものといってもいいのかもしれません。

 

それに大岡越前徳川吉宗と有名どころが絡んでくるところもいいですね。この徳川吉宗の動き、大岡越前の動きというのも話に盛り上がりを加えている。

 

映画で見たいのは、この奇想天外な状況をどう映像化しているか?ということ。

殺陣もそうだけど、ハードルをあげたところの克服方法をどうクリアしていくか?の映像化を見てみたい。

うーん、AMAZON PRIMEであるか調べてみるか。。。

超高速!参勤交代 リターンズ (講談社文庫)