人が壊れてゆく職場/笹山尚人 ~いろいろと考えさせられます~
職場の雇止めや残業代未払いといった労働問題について取り組まれている弁護士の方が書かれている本書。
興味深く読ませていただきました。
読んでいって思うのは、きちんと労働基準法と就業規則はしっておかないといけないなということ。
普段あんまり気にせずに働いていますが、どの状況になると就業規則に抵触することになるのか?というのを知っておくのは大事かなと。
職場でもあるいじめやパワハラ。
職場の雰囲気を一方向に向かわせて、秩序を確保して、仕事を進めていくためというのがありますが、これって仕事をいいわけにしているだけの保身なんだろうなと。
ただ、チームワークで働くと、個人ではできないところまでいけるというのもありますから、そこいらをきちんと活用していきたいかなと。
本来、社会と人間は、相互に認め合い、信頼し合ってチームワークを行うことができる存在である。もっと、同じ職場の相手のことを知ろう。その人のことを考えていこう。そういう企業体は変わっていけるはずだと信じたい。
順調に働いていると労働組合を軽視しがちですが、そこに気づかないだけでかなり守られていたのだなと。
逆に、平安な状態だからこそ、労働組合を軽視してしまう。困ったときになって頼るようなことがないよう祈ってなりません。