1日で学び直す哲学 常識を打ち破る思考力をつける/甲田 純生 ~哲学は難しい。。。~
哲学というと難しいイメージしかないです。
もともと素養もほぼないに等しいので、1日で学び直すどころか、学び始めといったところか、その入り口に立ってみただけの人です。
ちょっと難しいなと思いながら読み進めていたのですが、「死」に関するところを読むと思い白いなと。
人間は、死を意識し理解しはじめることで、人間となったのです。
この解釈は面白いかなと。
そして、その死の恐怖を普段忘れているはずなのに、ふと思い出すところも。
それが「退屈」。
「退屈」というのは、「死」を忘却させてくれるはずのものーー勉強、娯楽、仕事等ーーがない状態のことなのです。
たしかに、退屈なときよりも忙しいときのほうが、いきいきとしている気がします。むしろ、暇だなぁとかいっているときって、案外いろんなことを考えてしまうことが多いですから。
自らの死を覚悟しそれを受け止めるのであれば、時間は過去・現在・未来と均質に流れるものではなく、自分の最果ての可能性である自らの「死」に向かってその密度を凝縮していく非均質なものとなります。
ただ、「死」を意識すると、時間というものがより密度があがっていくというのが面白いです。自分に限られた時間しかないとなると、可能な限り自分の力を全力で取り組もうとするからでしょうか。。。
そう考えると、きちんと嫌なことも見ないようにするよりも、きちんと正視して向き合っていくのが大事なのかなと。。。
1日で学び直す哲学?常識を打ち破る思考力をつける? (光文社新書)
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