Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

日本語は「空気」が決める 社会言語学入門/石黒 圭 ~言葉って難しい。。。~

言葉というのは普段何気なく使っている物ですが、非常に難しい。

敬語でも謙譲語や尊敬語の使い分けに悩んだりしますし、自分の言い方の使い分けにも悩むことも。

最近は「自分」はという言い方をしている気がします。あえて主語をもうけずにしゃべる方法もありますが、それも少ない気もするし。

 

本書を読んでいくと、言葉というのは非常に難しいなという印象。

そして、あえて方言や英語とかで話始めることの意義というのが内緒話であったり、親近感を演出するためとかそういうのがあるのだなと。

複雑で大変なことですが、高度な技術。使いこなせるようにしたいけども、英語とか第二言語苦手だからな。必要に迫られないと一切覚える気もしないんですよね。。。

 

言葉について。

言語能力というと、つい「正しさ」ばかりが追い求められがちですが、言葉で忘れてはならないのは、正しい知識を持つことではなく、相手にきちんと伝えることです。

言語能力をコミュニケーション能力と考えた場合、じつは「ふさわしさ」と「わかりやすさ」が重要なのではないでしょうか。

 

言葉自体は、次の組み立てが必要。

4はおいておいても、1~3とくに2,3が大事なこと。

  1. 文法的能力・・・小さな要素を組み合わせて正しい語や文を組み立てる能力。
  2. 社会言語学的能力・・・その場の状況に合ったふさわしい表現を選び出す能力。
  3. 談話的能力・・・前後の文脈をつなげ、一貫したわかりやすい談話を作りだす能力。
  4. 方略的能力・・・その言語の知識が不十分な時に、それを補うために使う能力。

 

言葉と言うのは非常に難しい。。。

日本語は「空気」が決める 社会言語学入門 (光文社新書)

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