Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

三国志名臣列伝 魏篇 ~各々の人物に物語があるのが面白い~

宮城谷昌光さんの三国志を読んでいて、でてきた人物のバックグラウンドが分かるというのが非常に面白い。

三国志のゲームで、能力高いなぁくらいにしか思っていなかったし、三国志演義でも出てきたかなぁくらいの印象だった人らがぐぐぐっと変わっていきます。

前回の後漢篇もよかったですが、今回もよかったです。前回の感想で、魏呉蜀ので書いていただければと思っていたけど、本当に魏篇がでてうれしい。

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個人的に面白かったのが、程昱の話。

程昱って、もともと程立といっていたのを、夢で見た日を支えるということを受けて、程昱となったという。

 

あと、鍾会の父親でもある、鍾繇(しょうよう)。

天子を支えているところなのだけれども、そこから話がつながっていき、曹操に使えるようになっていったとか。土地の神様に敬意を払っているところが面白いですね。自分も異動とかあれば、土地に御礼を言ってからってのもいいのかと思います。そして、新しいところであれば、そこでこれからもお願いしますというか。

 

この2人の中でつながっていく人物がいて興味深い。その人物は荀彧。やはり、荀彧はキーパーソンなんだなとつくづく思わされます。彼が曹操に大きな影響を与えていたといってもいいのかもしれないという認識に。

 

あと、三国無双で敵としてしか認識していなかった曹真。彼が結構重要な重しとなっていたというのを知るとなおさらね。かれがもう少し長生きしていれば、魏という国が司馬氏に牛耳られることもなかったのではないか?というのも面白い。

やっぱ歴史を知るというのは面白いと思います。

次、呉とか蜀のでてほしいなぁ。