Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

三国志入門 ~やっぱ面白いですね。~

三国志の概要をざくっと読むのにいい本。

宮城谷昌光さんの三国志を読んでたら、ざっくりと内容がわかっているはずなのでいいのかなと思う。

ところどころで、宮城谷昌光さんの各武将に対する想いが見えて面白い気がします。むしろ、そこを楽しみに読んでいった気がします。

劉備は逃げてばっかりの人という感じがしてますが、むしろ戦が徐々にうまくなって、曹操の諸将には勝利しているんだけれども、曹操にだけは負けるというところで、これ、劉邦の故事に従っていたのではないか?というところとかね。こういうところに物語性を感じてしまいます。

 

読んでて思うのは、歴史というのはつながっているんだなというところ。外戚が権力を握り、その外戚を排除しようとして宦官が力をもち、そしてその宦官を排除しようとして、軍というか諸将が力をもっていく。この流れつながっているんだよなというのが妙に興味深い。

むしろ、この流れがあるというところが大事なんだろうなと思う。

 

そして、赤壁の戦いも、曹操軍の中で疫病が拡がってたり、荊州を労せずに手に入れたことによる予定がくるってしまったこととか、そういう流れも影響しているというのを考えると、面白いなぁというところ。

負けるべくして負けてしまったといってもいい気がしてます。むしろ、大軍で向かい合って牽制したかっただけなのかな?とも思えてきます。もともと疫病とかが拡がっているけども、呉側が兵を集めているので、にらみ合いののち引き下がるとか考えてたのではないか?とも思えてしまいます。

そういうのを考えると面白いなと。

 

さて、魏の名臣列伝も購入したことですし、次も読んでいこうかなと思います。

うん、三国志って面白いわ。