900~1000日を振り返ってみて、印象的だった本を3冊ほどピックアップ。
三国志といえば、魏蜀呉の3国の話のイメージが強いです。
ただ、その前の後漢のときにどの人々が活躍していたのか?というのを知れる貴重な本となります。ついつい強い武将とかとなると、呂布や関羽など、そうそうたる面々を考えてしまいますが、後漢時代にもいるんですよねぇ。
後漢の混乱した時期にどういう人物がどういう想いで動いていたのか?その中で埋没していたのかもしれないけれども、きらりと光る人物がいる。
そういうのを読んでて、どこか元気づけられましたし、力をもらった気がします。
三国志をより詳しくしっていきたい方に薦めたいのですが、文体的にあうあわないがあるので人次第かなと。
2.会社を変える分析の力/河本薫
昨今よくきくビッグデータ。それをうまく活用するデータアナリストが求められているのがわかる本。
いままでは解析の時間や手法の問題より、統計学を利用して一部から全体を予測していたのに対して、ビッグデータの時代ではいきなり全体を解析することができ、仮説をいれるところが減っていく。
より巧緻な解析モデルを構築できるわけですから、効率はよくなっていくのでしょう。
ただ、どういうデータを対象として考えて、用意していくのか?そこがノウハウとなっていく。つまり、手法うんぬんよりも何をしたいか?何を調べたいのか?その要因はどういうのがあるのか?というのを見据えてデータを取っていく必要がある。
そう思うと、いまあるデータを活用してというのもなかなか難しく、舵を大きく切る際には、ある程度の出血を伴うんでしょう。
そういうのを考えさせられると、いろいろと手立てを早めにうつ必要がでてくるのかな?とも思える本です。
3.経営の失敗学/菅野 寛
仕事をしていく上で失敗はいやなもの。ただ、そこにきちんと向き合うことの大事さを訴えてくれる本。
本当にがつんと殴られるくらい衝撃的な本でした。
失敗のパターンが書いてあるのですが、大概当てはまって失敗したというのを散々見たり、経験してきてますから。
ああ、あのとき、もうちょっとと悔恨の念にさらされることも。
とんがったのものを削っていくときは、どこかでそれを活かす道を考えないと平凡なものになってしまうんですよね。。。
以上で、900-1000日の間で面白かった本です。
他に、沙門空海唐の国にて鬼と宴す/夢枕 獏もあるんですけどね。。。悩ましかった。