南北朝時代 ー五胡十六国から隋の統一までー ~結構面白い時代な感じがします~
三国志の時代は好きでよく読みますが、その後の時代ってどうなってるんだろう?って気になったので読んでみました。
なんつうか、いろんなところで紛争を繰り返しているというか、春秋戦国時代が再びという印象を受けます。最終的に隋に統一されて、隋が短命で、そのあと唐で安定的になる。春秋戦国時代も秦に統一されて、秦が短命で、そのあと漢で安定的な時代へと。
隋は運河をつくるような大きな国家事業をしたり、秦は厳しい法律を実行したりと考えると、なかなか民衆に負担をかけているところも。。。
なんか似ているなって思いますし、歴史って繰り返すなーって思います。
て、いう目線でみると、五胡十六国の時代って面白いと思うんですよね。いろいろと権謀が渦巻いてただろうし、多くの思いが錯綜するのをみると、きっと注目されてもおかしくないところだと思う。
南北朝時代のダイナミズムは、ユーラシア規模の連動性や制度・文化の融合・伝播だけではない。北朝・南朝ともに社会内の下から湧き上がるエネルギーが時代を動かしてたこともあげられよう。
こう思うと、変化が激しい時代であったのだなと思います。
最後に興味深かったのがこちら。三国志で最後に統一した晋ががたがたと崩壊していく様とかね。なんつうかひどい。統一を終えたあと、司馬炎が一気にやる気をなくしてしまったり、そのあとの皇位継承でもめにもめて、八王の乱で国力が削られるわ、その中で匈奴が入ってくる余地をたぶんに作り、そしてそこから王がでてきて、複数に中国が割れるとか。
やっぱトップがしっかりと跡継ぎを決めて、跡継ぎにうまく権力を移譲していかないとですね。
五胡十六国の時代のことは面白そうなので、調べてみてもいいのかもしれない。ただ、この時代の本って、人気が少ないのか?書籍が少ないんですよね。ググってみて調べてみてもいいのかもしれない。