Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

ニュース、みてますか? -プロの「知的視点」が2時間で身につく- /杉江 義浩 ~教養が必要なんですね。。。~

日ごろ見るニュース。

気になるニュースもあれば、どうでもいいやと思うニュースもある。

ただ、ニュース番組を見ていくとそれが真実だと思ってしまうことも。ニュース自体、見比べてみると印象が違うことも多々。

ニュースになるということは、「そのことが普通ではない」ということでもあるのです。

同時にニュースのカメラが切り取って見せる場面は、すべて何らかの意図をもって切り取っていることを忘れてはなりません。

これを読むと、何らかの意図をもって切り取っているということであり、それを考慮して複数のソースを読んだりしていくことが大事なのかなと。

切り取り方というのを考えると、その媒体自体がどういう趣旨というか考えがあるかというのをきちんと理解をしておけば、どうしてそのニュースを書いたのか?というのをわかるようになるということかなと。

それを踏まえて、ニュースに接するようにすると、いいのかもしれない。でも、ショー的になっているニュースを見ると面白いんですよね。。。

 

テレビで流れるニュース自体は、枠が決まっているのでその枠に漏れたものは報道されずなかったものとなってしまう。

そういうときにこそ、次のようなことに気を付けていきたい。

新聞の小さな見出しの記事に大ニュースが埋もれていることがあるので、ぜひ見出しの大小に振り回されず貴重な情報をキャッチしてください。

 大事なニュースって結構、兆候があったりするからそれを逃さずキャッチしていきたいものの、ついついニュースってスマホで見ればいいじゃんと思ってしまう自分がいたりします。

ニュースの選定にも意図が入るわけですから、そこを踏まえてニュースを見ていかないと。。。

なかなか難しいものです。

 

そして、ニュースをより深く知るためには教養が必要とのこと。

今すぐには役に立たなそうだけど、いつか必ず役に立つもの、それが教養です。

勉強が日々必要なんですね。。。

指揮官の条件/高嶋博視  ~人の上に立つ人は耐え忍ぶことが大事なのかも。。。~

会社で働くうえで、人によっては部下をもったり、後輩の面倒を見ることが多いです。会社でみんなで仕事をしたほうが、個人で仕事するよりも効率よく、またレベルの高い仕事ができることが多いですから。

ただ、そうなると、指揮系統がどうなのか?というのが大事になる。指揮系統を無視して働きだすと、ぐちゃぐちゃになって、組織で働くメリットがなくなる。むしろ、マイナスになることが多いです。

だからこそ、指揮官・上司が重要となる。

本書では、その指揮官のあり方というのを元自衛官の方が書かれた内容です。

 

 

本の帯に書かれているこの文句が力強い。

指揮官は誰よりも耐え、忍び、努力し、心を砕き、求めない

指揮官も同じ人間。現場が大変なのもわかるけども、指揮官が上記のようなことを考えて行動しているのならば、誰が文句をいうのだろう。

こういう上司っていまだあったことがない気がします。厳しく育ててくれた上司というのはいますけどね。。。

 

あと、組織に対する考え方も、手厳しい。

組織は人の集合体である。人も組織も根っこは同じだ。「俺はできる」と思った時点で、人や組織の成長は止まり、既に下降の序章が始まっている。

成長を止めるのは自分自身。己の慢心が成長を止めてしまう。よく成長過程はすごく伸びていくのだけれども、トップに立った途端に魅力を失うことがあります。目標がなくなってしまうことによる喪失感もありますが、それ以上にどこかで慢心の気持ちがでてくるのでしょう。

そうならないように、常に気持ちを前に向け続けていく。そう思うと、常に敵対する相手やライバル、新しいフィールドを用意できる人というのは成長を止めないような気もしてきます。

 

この本について、もうちょっと気になるところもありますが、長くなるので、続きのところに書くことにします。

この本自体、非常に参考になるので、もう一度じっくり読み直そうかと思います。1,2年たって読み直すとまた違う目線で見えるような気がしますし。 

指揮官の条件 (講談社現代新書)

指揮官の条件 (講談社現代新書)

 

 

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トラブル未然防止のための知識の構造化―SSMによる設計・計画の質を高める知識マネジメント/田村 泰彦,日本QC学会 ~使えると思うけど、これはなかなか難しい~

SSMとあまり聞きなれない言葉ですが、次の言葉の略となります。

SSM:Stress-Strength Model

SSMとは、製品やシステムに発生する故障・不具合・不安全の発生メカニズム(因果連鎖)の知識を、設計・計画時のトラブル予測・未然防止に活用するために構造的に表現するモデルである。

 

実際に何をするモデルなのか?

ざっくり書いていくと、起こった不具合を要因分解をして一般解化していき、様々な事例に適用できるようにする。

同じ事例の不具合対策をするのは当然のこと、そこからもう一歩踏み込み、類似事例に対しても対策ができるようにする。そういう取り組みです。

 

これってなかなかできることではない。個別でできるレベルではない気がします。推進する部署があるのは当然のこと。それを関係者全員ができるようにして、情報を集積していく。

こういう対策のタイプは、仕組みが定着して、さらに、情報がある程度集まるまで成果はでにくい。そこをじっと耐えに耐えて、情報が溜まってくると一気に成果が出始める。

 

簡単に書いてはいますが、実際にやっていこうとなると非常に難しい。起こった不具合の要因を徹底的に分解して、なぜそれが起こったのか?、どういうケースだと発生するのか?というところまで踏み込んでいかないといけない。

 

仕事の中で使えればいいかな?と思って、軽い気持ちで読み始めた本書ですが、なかなか個人で使っていくのは難しい。ただ、自分のテリトリーの範囲だけでもやっていったほうがいいのかもしれません。

そういう目線を入れながら、徹底的に発生した不具合の要因を解明していく。応急処置で終わりではなく、そこから一歩も二歩も踏み込んでいく。

それくらいのことをしないと、この手法の狙いどころまでいかないのでは?とも考えています。

 

うーん、なかなか難しいこと書いてますね。時間は有限。どうやってやっていくかか。。。そこも難題なんだよなぁ。

トラブル未然防止のための知識の構造化―SSMによる設計・計画の質を高める知識マネジメント (JSQC選書)

トラブル未然防止のための知識の構造化―SSMによる設計・計画の質を高める知識マネジメント (JSQC選書)

世界のトップを10秒で納得させる資料の法則/三木 雄信 ~A4 1枚でものごとを語るのってなかなかできない~

ソフトバンクに勤められていた方が書かれた本。

似たようなもので、トヨタに勤めた方が書かれたものも多々散見しますが、感覚からするとかなり似ている。

むしろ、こちらのほうが実践的な感じがします。

このたぐいの本を読んだことのない方は、読んでみてもいいかと。ほかの本を読んだことがあれば、興味があれば読む程度でいいかと思います。

 

巻末のところに、グラフの作り方やインパクトの与え方というのを事細かに書かれており、今後作る際に参考にしてみるつもりです。折れ線グラフが推移を劇的に見せたりとかその観点はなかったし、数字が何を意味するのか?を考えるという目線がなかったので、新しい考え方が何個かありました。

 

その中で、2個ほどきになったところについて記載。

グラフの作り方のなかで、パレート図について記載があります。パレート図は仕事でたまにしか作らないのですが、イメージ感を説明するのに非常にわかりがいいです。毎度毎度作ればいいというものでもなくて、ケースバイケースで作り分けるというのが大事かなと。

あとは、トヨタ方式でよく出てくる特性要因図(通称魚の骨)。この2つをうまく使い分ければ、いろいろと説明上手になれそうです。

自分が考えたパターンは次のやり方。

  1. トラブルの発生要因をパレート図で主要因を特定。
  2. 特定した主要因を特性要因図でそこに、影響を与えそうな要因を抽出する。
  3. 対策を行う。

こういう風に仕事を進め、説明ができれば、かなり効率的に進めることができるかな。

なかなかできることではないですが。。。

 

あとは、日ごろから気にしているところが何個か散見。

  • A4 1枚で結論を描く。わかりやすくビジュアル的に。
  • パワポはしゃべる人の補助。パワポは1スライドに1メッセージ。

どこでもいっしょなのだなと思い、一つ安心したところがあります。

ただ、それだけ繰り返されるということはなかなかできることではないということなのでしょう。

心して取り組まないといけないんでしょうねぇ。

世界のトップを10秒で納得させる資料の法則

世界のトップを10秒で納得させる資料の法則

 

9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方/福島 文二郎 ~人材育成は難しいなぁ。。。~

BookOFFにいったときに、ふと気になって手に取った本。

これ、人の上に立つようになった人にとって結構大事なことが書いてあるような気がしてます。

ただ、今まで読んだ本の中である程度のことは書かれているところもあり、人材育成というのは共通の課題であり、何かしらのコツというか押さえるべき根っこがあるような気がしています。

 

さくっと読める本なので、これから管理者になったり、後輩ができた人にはオススメです。本書の中では簡単なようにさらっと書いてあるけど、なかなかできることではないかもしれません。

 

ディズニーのカストーディアルが人気な役割にするのに、先輩や上司がいかに大事な役割なのかを説き、そしてその意義をきちんと深く理解していく文化が根付くことで、驚くようなサービスにつながっている。

テレビで紹介されるくらいになってますから。

最初は不人気だったという記載をみると、現状とのギャップに驚きを隠せません。むしろ、社内文化として、人材育成をしていくことの大切さを見せられてしまいます。

 

そういうディズニーの人材育成の根幹なのは、この言葉かなと思います。

人は経験で変わる・育つ

 

そうい観点で読んでいく中で、自分にとって気になったのは次のこと。

  • 人は、自分が扱われたように人を扱う
  • 「見て覚えろ」では後輩は育たない
  • 自分が後輩を指導する立場であれば、後輩の模範となること
  • 指示するときは、必ず「理由」も伝える
  • 仕事の重要性を認識させる
  • 後輩に自信をもたせる

背中を見せるのは模範を見せるのであって、後輩の目標の存在であり続けるために。ただ、仕事はきちんと教えていく。見て盗めではいけないということ。

 

そして、上記の項目には書いていないけど、これからは心掛けたいなと思うところが次のところ。

上司との信頼関係ができていないと、後輩が不平・不満の態度を示すことが多いはずです。

このようなことがないようにするには、やはり、上司・先輩が、日ごろから後輩の仕事ぶり・状態をよく見ていることが大切です。

見るポイントは、

・ミッションや行動指針に沿って仕事をしているか

・困った様子はないか

・ロスやミスはないか

というように、ミッション、行動指針、仕事の内容、心身の健康に関するものなど、いろいろと考えられます。

見るとき注意したいのは、何も監視するわけではないので、陰からこっそり見ず、堂々と見ることです。「見られている」ことにきづかれなければ、見られていないことと同じになるので、”みられるようにみる”ことが必要です。

 常に見ている、見られているというのが程よい安心感と緊張感を生む。そして、現在仕掛けている仕事の意味や意義をより深く理解してもらい、腹落ちしてもらうことで、より成果をだすことができ、成長につながっていく。

 

仕事の位置づけというのを説明するのは非常に難しいと思います。自分の仕事が一体どの位置づけなのか?というのを自分自身が違和感を感じないくらいにならないといけない。そういう風にするには、自分自身の理解を一度言葉に出してみるのがいいのかもしれません。

単純なようだけど、なかなかできるものではないですから。そして、継続というのも難しい。

 

読んだことがあるという知識を蓄えるのではなく、少しでも試してみた方がいいのかもなぁ。。。

 

地名に隠された「南海津波」/谷川 彰英 ~地名っていろんなことを語るんだなぁと~

今日で3.11がおこって6年。テレビをみたとき、本当に現実なのか?信じられなかったことを思い出します。

そのあと、企業の生産が停止したりといろいろと大変なことになりました。うん、いろいろと。

 

そういうのを振り返ると、今は束の間の平和という感じがします。いや、まだ3.11は終わっていない。その現実だけは忘れてはいけないのかなと。

 

この本は、くるくると言われている南海地震のときに発生するであろう津波について書かれています。

正確には、過去に起こった歴史をみているというのが正しいのかも。

 

昔の地名というのはいろいろと物事を語っているようです。

名古屋という土地だと、鳴海という地点は海とはいっているので、海の近所だったとか、飛島はその名のとおり、島が飛び飛びにあった場所ということらしい。

現在住んでいる付近は、昔からの住宅街のようなので、地名としては安心はしていますが、少し離れたところに水にまつわる地名があるのに気づいてしまいました。

ちょっと怖いかな。。。

七里の渡しが熱田~桑名間にあったのは、熱田~桑名の間に木曽川長良川といった河川があり、それがよく氾濫して安定して人が行き来できなかったからようです。

うーん、そう思うと、その区間って。。。と思ってしまいます。

そして、名古屋駅周辺はもともと湿地帯というのを知らなかった。なぜ名古屋駅が今の位置にできたか?それは、昔の列車が蒸気機関車で火を使っていたから。だから、遠く離れた位置で電車を停めることにしたということらしい。栄や名古屋城周辺に火をもってこないために。

同じ理由で、大阪駅(梅田)も、中心街から離れた梅田につくったようです。そういう見方をすると、昔からある駅はどこか少し中心部から離れたところにある感じがします。ただ、そのあと繫栄しているところが多いですが。。。

やはり、物流がくるところというのは栄えていくのだろうなと。

なお、梅田という土地は、田を埋めたということが転じて、梅田というようになったようです。うーん、深い。

 

あとは、黒潮町や徳島南部地区のことが多く書かれています。

昔の人のいうことはきちんと尊重しないといけないなと。。。

自分たちの理屈でどうのこうのというのは差し控えた方がいいのかもしれないなぁ。。。

 

地名というものが何をかたっているのか?じっくり調べてみたくなる本でした。

とりあえず、浦・津・川・崎・戸といった海側を想像させる地名には十分に気を付けないとなぁ。。。

ただ、会社への通勤路にあるんだよな。。。その地名が。。。

地名に隠された「南海津波」 (講談社+α新書)

地名に隠された「南海津波」 (講談社+α新書)

 

 

400のプロジェクトを同時に進める 佐藤オオキのスピード仕事術/佐藤 オオキ ~あえて自分に負荷をかけてみるのかぁ~

仕事をするようになると、徐々に同時に進行する仕事が増えていきます。

その中で、なかなか調整ができずに、遅延したり、失敗したりする。

特に、特急の仕事が入ってきた場合、どう対処するか?というのが肝なのかと思います。特急の仕事ってのは、期日も短いことが多々ありますし。。。

そうい環境だと、次のような方法をとることがいいようです。

目標は「かなり無理がある」と思えるような水準で設定するのがポイントです。たとえば「3週間ですら厳しい」という状態で「1週間」という目標を決めれば、当然、極端な負荷をかけて仕事に取り組むことになるでしょう。そのような状態を何度か経験すると、それまで想いと感じていた不可も、あまり重く感じなくなるのが面白いところです。

負荷を自らにかけておいて、それに慣れていってしまう。そうすることで、従来できなかった時間でできるようになる。

まるで、ドラゴンボールの悟空やピッコロさんの重りをつけた修行のようです。

日頃からそういう環境に身を置くことで、より多くの仕事ができるようになりますし、効率的に働くことができる。

 

少しづつ成長していくという観点ではなく、やりたいことをするために、いや、なりたい自分になるために、思いっきり負荷をかけていかないと。。。

って、書いてみましたが、自分がつぶれないように負荷を見極めてかけていかないと怖いところもありますが。。。

 

あとは、この本で参考になったのは仕事に対してのスタンスでしょうか。

そのスタンスは次の2つ。

私は、何事も最初から「できないだろう」と考えるのではなく、「やれるんじゃないか」「やるためにはどうするか」という発想で考えることが大事だと思ってます。

 

仕事をするなら自分が最も結果を出せること、周囲から最も期待されていることにこそパワーを割くべきだと思うからです。

誰がやっても、結果がさほど変わらない仕事であれば、人に頼んだり外注したりすることをためらう必要はありません。また、機械や設備に投資することで業務を効率化でき、「その人にしかできない仕事」に注力できる環境になるなら、どんどんお金をつぎ込んだ方がほうがいいとも思っています。

 

否定的に考えるのではなく、前向きに考える。

そして、ルーチンワークや時間のかかるものは費用をかけるか、時間をかけてブレイクスルーをする。自らが活躍できることに多くの時間をかける。

この考え方は共感できました。

 

以前お世話になった方に、前向きに議論しようよといわれたのを思い出してです。

その人が言ってたのは次の言葉。

できない理由を並べるのなら、1つでもいいから「こうやったらやれる」のような前向きなことを言おうよ

ふとその言葉が頭に思い出されました。

今思うと、結構大事なことを言われてたのだなと。。。