「ついていきたい」と思われるリーダーになる51の考え方/岩田 松雄 ~なかなかできることではないですねぇ~
仕事では、リーダーは仕事の関連や役職・職能もあり、本人の意思に関係なく決定することが多いです。
そういう中で、リーダーとして、仕事をすすめていくというのはなかなか難しい。
自分が遊軍として好き勝手動けばいいときであれば、あまり気にする必要のなかったことを、リーダーとして統率する側にたつと、周りの動きを気にする必要がある。
仕事の納期を考え、どのタイミングで、バックアップを投入するか?これがリーダーとして必要なことかな?と考えてました。
ただ、リーダーと部下だと人を見極めるのは部下のほうが早い。
リーダーの日々の言動が、さらには仕事ぶりそのものが、コミュニケーションになっている。
部下は3日で上司を見極める。上司が部下を見極めるには3年かかる。
まぁ、言いえて妙だなと思います。日ごろの言動を気を付ける必要があります。常に誰かが見ていると思うことが大事なのかなと。
大きな仕事をしていこうと考えると、リーダーとしての才能を磨くしかないと思ってました。リーダーになるというのは、自分を修めるということ。この観点はなかなかなかったです。
人を治める前にまず、自分を修める必要があるのです。自分を修めることもできないのに、人を治められるはずはありません。
~中略~
このときのベースとなるのが、努力は必ず身を結ぶのだ、最後には何とかなる、という強い信念だと思っています。
そして、その信念は、必ず行動に表れる。その行動を、人は見ているのです。
我こそがリーダーだ、などと思わなくていいし、示さなくてもいいのです。自分で自分を修めようと努力し、自分でコツコツ頑張って自分を高めていくと、まわりから推されてリーダーになっていくのです。
そして、周りのことを考えておく。部下が意見でぶつかっているときに、どう判断するか?満点の答えを選ぶのか?それとも年長者の80点の答えを選ぶのか?その判断も問われてくる。
時には先輩を立て、救ってやることも必要になる。そういうことを部下に教える、という意味合いにおいても、リーダーが果たすべき役割は小さくないと思うのです。
この判断一つでも、周りの見る目が変わっていく。
リーダーになるのって、スキルよりも大事なのは人格。多少スキルがなくても、周りがその隙間を埋めてくれれば、よくなりますから。
権力とは責任のこと。権力が増えるということは、それだけ責任が増えるということです。その自覚が持てるか。そして同時に、責任が増えるからこそ、自分を律することができるか。弱い立場の人間に目を向けることができるか。
誘惑から逃れるために私が意識していたのは、自分の行動を絶対に誰かが見ている、という感覚を持つことです。
リーダーの資質というのは、行き着けば人間力なんですかね。。。
そう思うと、日ごろの仕事にきちんと向き合って1つ1つしっかり片づけていく。そういうことが大切なのかもしれません。
時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTS/シェーン・スノウ ~簡単じゃないんだけどなぁ。。。~
仕事をしていると、どうも目鼻の効くというか、なぜか先回りしてたり、面白そうな仕事に手を付けている人がいます。
なぜなのか?
運がいいだけなのか?それとも、メチャクチャ努力して情報を集めているのか?
そういうのを思うときが多々あります。
それをこの本で、その答えを見つけた気がします。
「運がいい」という現象は、「タイミングよく、絶好の位置に居合わせる」ことだ。実は、サーファーと同様に、絶好のタイミングで絶好の位置に身を置く能力に長けた人々や企業が存在する。彼らはこの”ビッグウェーブ”を待つのではなく、自ら探しに行く。
波に乗る方法は2つある。かなりエネルギーを消耗するパドリングをしながら波を探し回る方法と、遠くから大局的に波の動きを把握するパターン認識(目の前の状況をパターンとして認識する力)だ。パターン認識を用いれば、早い段階で波を見つけて、無駄にエネルギーを消耗せずにスイートスポット(絶好の位置)に移動できる。
つまり、中に入ってどっぷりというよりも、全体を見て抑えるところはどこか?というのを考えて、そこに勝負していっている。
だから、なぜかそこにいるというのがありうるんでしょうねぇ。
こういうのを考えると、がむしゃらに突っ走っていくのはあまりよくないんでしょうねぇ。。。
それと、納得というか心がけたいことが次のこと。イノベーションというのはもしかしたら、ほんの少し改善するよりも楽なのかもしれない。
「10%改善するよりも、10倍いいものを作る方が簡単なんですよ。」
常識的に考えれば、とても正気とは思えない。本人に詳しく説明してもらおう。
「新しいものやもっといいものをつくり出すには、2つの方法がありますまず変化が小さく、意外性のない改良です。いわば10%の向上です。これに対して、本当に大きな改良は、何らかの方法で最初から作り上げる必要があります。常識となっている前提を捨て去らなければなりません」
「まず不安を捨てる。血についてオープンで誠実な姿勢を持ち、新しいことに独創性と情熱を持って挑戦する。結果は真正面から受け入れる。こういうことができたら、10%の改善の時と同じ時間、同じ人材でも、本当にすごい解決策にたどりつきますよ」
チャレンジ精神と、結果がでたら真摯に受け入れていく。それをフィードバックかけて直していくということができると、10倍というイノベーションができるのでしょう。
劇的に世の中が変わるといってもいい。
こういうのを見ていると、なかなか単純ではないだろうけど、前を向いて現実を受け入れるということが大事なんでしょうねぇ。。。
あとは大局を読む力か。。。
どうやったら、身につくんだろうなぁ。。。
時間をかけずに成功する人 コツコツやっても伸びない人 SMARTCUTS
- 作者: シェーン・スノウ
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人を動かす言葉の技術/黒川裕一 ~単純なんだけど、なかなかできるものではないですね~
人と話すときの意思疎通をするのがなかなか難しい。
共通の言語としてのバックグラウンドがあれば、まだ楽なのですが、それ以外の人やミスなく伝えていくというのはなかなか骨が折れます。
言葉というツールとコミュニケーションという営みがもつ根本的な何かのせいで、このストレスは引き起こされているのです。
では、それは一体、何でしょうか。
ズバリ、「人は常に楽をしたがる生き物だから」です。
やはり、どこかで楽をしようとしているんでしょう。
ちょっとしゃべる前に、いや途中でも、そこの楽をせずに、具体的に話を落とすだけで伝わり方が大幅に変わります。
その話をするときに、少し言い方を変えてみる。例えば、「わかった?」というのを「自分でやってみて?」という言い方に変えてみる。
そうすれば、やれるかどうかは、本人がやってみないといけないのでわからないことがでてくる。こうすれば、伝わったかどうかが明確になる。
言い換えスキルは、シンプルで誰にでもできるものだけれども、実行している人は決して多くないのです。だからこそ、あなたがほんの少しの時間と労力を費やしてこれを身に付ければ、この上なく効率的で、とても大きな力となります。あなたも、あなたの属する組織も、それを武器にぐいぐち前進し、ぐんぐん成長していけるのです。
やり方としては、
わからない、実行できないところから、頭でわかり、体で実行できるような言葉に変える。
その前ステップとして、頭でわかるけど、実行できないところを経由してもいい。とにかく、やれるような具体的な形にしてみる。
これが大事なようです。
単純なようでなかなかできることではないですが、身に付けたいものです。
人を動かす言葉の技術 自分の考えを100%伝えきる「アクション言語」を身につけろ!
- 作者: 黒川裕一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
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- メディア: 単行本
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仕事が速い人は「見えないところ」で何をしているのか?/木部 智之 ~なかなかできることではないんですよね。~
仕事早い人はすごいなと思うことが多々。
仕事がいい加減すぎることもなく、とにかくやり直しがなく進んでいく。
自分もそうなりたいなと思う日々なので、この本を読んでみました。
本書を見ると、目的がつぎのように。
「面倒くさいから、ラクして速く、仕事を片づけたい」「面倒くさいから、ムダなことはしたくない」という考えが根底にあります。
こういう考えの人って多いんですね。
仕事を早くする3つの原則は次の通り。
私は仕事の速さに3つの要素があると考えてます。仕事が速い人はこの3つを兼ね備えています。その3つとは、「速くやる」「ムダを省く」「確実にやる」です。
特に、大事なのは「速くやる」。
といっても、仕事にかかる時間ではなく、取り掛かるまでの速さ。これが一番大事とのこと。
仕事の速さを決める一番重要なことが、実はこの「初動」です。
第一歩を踏み出さないかぎりは絶対にゴールに近づきません。仕事に要する時間が同じであれば、「初動」が速い方が終わるのが速いです。
少しの隙間でも見つけて、仕事を進めていく。そのときに、満点はとれなくても、最適解を目指す。
自分自身は、もともと仕事量が多い感があるので、必要事項を記載なのを確認したうえで、手抜きというかいいたいことのみわかるような資料をつくって提出。反応を見るというのを繰り返しています。
結局指導されるかコメントをいただかないと、満点はとれないので、そのときどきで資料は修正していけばいいかと思うのですが、なかなかできることではない。
どうしても、1発OKを狙いたくなるのですが、これが地味に難しい。。。
そう思うと、とにかくさっさと動いて、60点くらいの出来で一度打診する。そのパターンをすることで、仕事のやり直しを減らすとともに、方向性を修正していく。
ただ、この方法、上司がそういうのを嫌って、満点を求める人だと、なかなかうまくいかないんですよね。。。上司の意識改革も併せて必要なのかもと思ったりします。
あと、参考になったのは、このところ。
2回目までは力技でやる。3回目以降は効率化する。
最初から仕組みを考えると、時間の無駄だし、毎回力技をやるのも時間の無駄。2回目までで要領をつかんでおいて、そのあと徐々に手抜きというか、効率的にする仕組みをつかっていく。
とくに、EXCELの関数をうまく活用することが大事なのかなと思ってます。
ある程度入力したら、自動で集計してくれ、報告資料になるものとか作れると最高だなと勝手に思っております。。。
なかなかこの仕組みづくりに時間を割けないのが難点ですが。。。
この本に書いてあることを参考に少しでも効率よく仕事ができれば。。。と思ってます。
IoTとは何か 技術革新から社会革新へ/坂村 健 ~どういう未来がくるのだろう。。。~
IoT。
最近よく聞く言葉。展示会とかいくと、かならずIoTの文字が踊っていることが多い。
コンピューターの組み込まれたモノ同士がオープンに連携できるネットワークであり、その連携により社会や生活を支援するーーそれがIoTなのである。
IoTが進む未来は次のように著者は想定している。
IoT化した世界の理想像ーーーあらゆるモノに超小型チップが付き、センサーネットワークにより状況(例えばある場所の温度や湿度、人がいるのかどんなものが置いてあるのかなど)を高精度に把握できる世界になると、さまざまなプロセスについて最適制御が行えるようになる。
現状、車の燃費向上も電気のスマートグリッドも、状況を的確に把握して、最適な制御をおこなうことで実現している。
それが進んでいくと、人間が快適に過ごせる時代がやってくるということなんでしょう。部屋に入って、体温があまりにも暑かったら、エアコンが効いてくれるとか、病気であれば、その旨がわかるようになったりと。。。
ある意味、便利な世の中が待っている気がします。
そこまでいくと、むしろ機械に生かされているとすら思えてきて怖いですが。。。
自らの意思で判断して、行動するという知恵や認識がなくなると、どうなってしまうんだろうと。
ただ、便利になっていけばいくほど、自然を求めて、あえて不自由な生活を求めていく人がでてくるんではないかと。
極端にならなくても、一時的なレジャー感で、山登りや沢下りとか、自然の力を満喫して、自らの力で生きているというのを実感するというのが求められていくのではないかなと。
一概に未来は予測はできないのですが、ぼやっと考えておくのもいいのかもと。
自然的な生活をしながら、IoTの便利さを満喫できるという生活が流行的なスタイルになっていきそうな気がします。
場所も東京から1時間以内に動ける場所で。。。
最後にイノベーション的に物事が変わっていくのに大事なことを1つ。
イノベーションを起こすには、技術だけでなく、制度やものの考え方といった文系的な力もあわせ持つことが重要なのだ。粘り強く議論を続け、ゼロリスクの罠に陥らず、IoT社会に向けた大改革ができるかどうかが問われている。IoTを社会規模で実装して、全体としての高効率化や、安全性向上と個々の利便性の向上の両立という果実を得るのに必要なものは、技術や生産設備よりむしろそういう社会の強靭性なのだ。
社会を変えていくという文系的な仕事が重要になる。ここを見据える政治家がでてきてこそ、IoTが加速化していくんでしょうねぇ。
はじめての確定拠出年金投資/大江 英樹 ~勉強することがたくさん。。。~
最近、話題になることが多い確定拠出年金。
加入対象が主婦や公務員に広がったのが大きなところです。確定拠出年金の制度については、'16/7にマッチング拠出について調べてますね。。。
制度的なところは、かなり本を読んで理解を深めている感があるので、むしろ、商品の選び方のほうに興味が。。。と思って読んでたら、こういう言葉にがつんと頭を殴られました。。。
分散投資を本当に有効にするためにはDCの資産だけで分散投資をしても意味がありません。なぜならDCの資産というのは、多くの人にとっては自分の財産の一部にしか過ぎないからです。分散投資が本当に意味を持つためには、自分の持っている資産全体で考えることが重要です。
あー、DCの中だけでいろいろと考えてました。各々を最適にしておけば、全体的によくなるという考え方でしたので。ただ、各々の商品の特徴をきちんと理解して、その中でのリスクをきちんと把握できるのならば、リスクをとって戦いにいけるのだなと。
DCはその特性上、長期運用をせざるを得ない。そうなると、どうしてもどういう分配にするか、リバランスを適宜行うかなどの判断が求められてくる。
全体を把握しておかないと、いつまでは損を出していいか、いつからは損をあまり出さないようにしないといけないのかなど判断できませんから。。。
耳が痛い。。。
世の中の資産運用のパターンは次の3つ。
- 金融資産はほとんどが預貯金。投信や株式などはほぼなし。
- 株式や投信などの割合が3~5割ぐらいで残りが預貯金
- 生活に必要なわずかな資金だけが預貯金で残りの大半は株式や投信など
各々の運用パターンを踏まえたうえで、DCの占める割合を明確にする。
さらに、リスクをどれだけ許容するかを決める。リスクをとらないなら、すべて元本確保型商品へ。リスクをとるなら、少しでも投信や株式へ。
あとは、自国バイアスに気を付ける。どうしても、日本株に多く突っ込みがちになるけど、海外のほうが市場規模ははるかにでかい。
そこいらをきちんと理解しておかないといけない。
うーん、なかなか難しいなぁ。。。
ちょくちょく見直しが必要ですね。。。正解はないだろうし、その時々に合わせて対応していくしかないんでしょう。。。
手帳という武器をカバンにしのばせよう/さとう めぐみ ~スケジューリングって難しいよなぁ~
手帳、あんまり使っていないです。
会社ではスケジューラでほとんど管理をしてしまっていて、会社内ならどこでも見れるというので、手帳というよりもメモ帳という形で使用してます。
ただ、打ち合わせの日程を決めるときには、空いているスケジュールに入れてくれればいいですよという回答をしてしまってます。
そこにスケジュールを書いた手帳さえあれば、それがもう少し自分の都合も加味してスケジューリングできるのに、相手都合で決まってしまっているという問題も。。。
どこか仕事が受け身的な感じがしてしならないです。
ということで、手帳を武器に変えよう!
と考えてみましたが、ToDoリストもお手製のExcelを作って、フル活用しているので、その中にいれていくのも、なかなか面倒。
マンスリーページとウィークリーページの使いわけというのは全然考えてませんでした。
- マンスリーページ=「他人との約束」を中心に書く
- ウィークリーページ=「自分との約束」を中心に書く
それと、休みを確保するのも大事。それを手帳に書く。
ベストなパフォーマンスを発揮するためにはやはり健康が第一。仕事に役立つアイデアも、日々追われるような生活ではなかなかうかんででないものです。
月に最低でも1~2日は何もしない「完全休息の日」を作れるとベストなのですが、「そんな時間、つくれない・・・」。こういったつぶやきもあるかもしれません。
休息日は2パターン用意する。
- 遊びに行ってもいい休日=プライベート
- 休息をとる休日=完全休日
この2パターンを色分けすればいい。
手帳にこれくらいを手間と思っても作っておけば、少しは仕事の後戻りも減る。
毎日の頭の整理および、帰りの後片付けの時間をうまく使えばできるのかも。。。と頭によぎってきています。
これができれば、喫茶店で本を読むときに、ふと気が付いてスケジュールも確認できるし、いいかなと。。。
ちょっとやってみてもいいかもしれない。
でも、マンスリーとウィークリー両方使える手帳って手持ちにあったかなぁ。。。
一度探してみるかな。