Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか/菊澤研宗 ~なかなか難しい~

 戦略って必要だなと思うのですが、最適な解を出しているつもりでも、それが正しいとは限らない。

戦略の不条理とは、特定の世界ではきわめて適合的で合理的な行動をしているのですが、別の世界ではまったく不適合となっているために淘汰されてしまう「合理的不適合」と呼びうる不条理な現象のことを言います。

 

不思議なことだなと思います。むしろ、こういうのが面白いところでもある気がしますが。。。

 

 仕事をしていく場合の部下との関係については、なるほどなと思う。

リーダーは、戦略と戦術を実行するために、どのように兵士を管理する必要があるのでしょうか。『孫子』の兵法では、兵士が十分になついていないのに、罰則だけを機械的に適用すると、兵士は信服しないし、ついてこないと説いています。

 罰則が厳しかったり、機械的でありすぎると厳しいという感じを受けてしまうことが多いです。そういうことなんだなと思う。どこか血が通った感じがしないと、不評というかついていこうという気持ちがでてこなくなりますからね。。。

そこいらが非常に難しい。

 

 自分の成果を評価するのってなかなか難しい。ついつい自分のことを美化しがちでありますし。

われわれ人間は、自分の成果を客観的かつ批判的に検討しようとする試みによって自己を超越できるのです。常に、自己を客観的視点から批判的に点検する努力と、それによって自らが生み出すパフォーマンスをより良くしようとする姿勢が人間の成長には不可欠なのです。

 客観的に自分をみるというのが非常に難しい。どこか冷静になっていかないといけないというのを考えるとそこを確保する必要があるのかなとも。

自分を越えていくにはそういうことができないと厳しいのか。。。

 

すべてを肯定して正しいものとして受容することでもなければ、逆にすべてを否定して間違いだとして放棄することでもありません。批判とは、どこまでが正しくどこまでが誤りなのか、その境界を確定することです。それゆえ、批判主義とは限界確定主義(マージナリズム)のことを意味します。

どこに線引きをするのか。。。

なかなか難しい。

 

単純なような感じもしますが、そこがまた難しい。。。 

戦略の不条理?なぜ合理的な行動は失敗するのか? (光文社新書)

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