働かないオジサンの給料はなぜ高いのか/楠木新 ~日本ならではということなんでしょうかねぇ~
働かないオジサンを作る要因、それは
- 毎年の新卒一括採用
- ピラミッド型の会社組織
毎年、毎年、ところてん方式で社員が後ろから順繰りに押し出されてくる。一度出世コースから離れてしまうと、がんばってもこれ以上は給料が増えないし、出世いないことに気づいてしまう。だから、仕事をしなくなる。。。
欧米の場合は、ミドルやトップ層に必要に応じて、人材を採用するから、日本の状況ができない。
あと、オジサンの給料が高いのは、次の理由と考えられる。
企業は、社員が若いときには貢献度よりも低い賃金を払い、その際の部分を中高年になったA点以降に付加して支払っているというのである。
こういうのを考えると、日本の仕組み自体が、労働力を低下させる要因になっているのでは?とも思えてきます。
現に、あのひと何をしているんだろう?という人が多々いますし。ただ、自分が知らないだけなんだろうなとか思うこともあります。
理由がわかってくると、意外と怒りもわかないような。。。相手の立場がわかればということなんでしょうね。なかなか聞けないことですし。
まぁ、最大のリスクが上司というのもありますから、なかなか難しいよなと。上司とうまくいい関係を作ることが大切であって、その上司の手のひらの上にいて、許容の中で納まるようにしつつというのが大切なんでしょう。
上司の顔をつぶさないように、甘えるところは甘える。とか、いろいろと考えないといけないようです。やはり、不満ばっかりいっても仕方ないですしね。
与えられた環境で、いい仕事をするというのを目標に据えるというのが一番現実的なのかもしれません。

働かないオジサンの給料はなぜ高いのか: 人事評価の真実 (新潮新書)
- 作者: 楠木新
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2014/04/17
- メディア: 単行本
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以下、ためになったこと
人事ローテーションのメリット
業務の幅を広げる、専門性を磨く、適性を見出す、視野が広がる、仕事のマンネリを解消するなどのメリットがあるが、選択と個別の交渉をからめることによって、さらにその効果が期待できるのである。
人事ローテーションなんて、無駄だと思ってましたが、意外と効果あるんだなと。自分の仕事範囲が広がるというのはいいことですし。あと、知り合いが増えるというのもいいことかと思います。
信頼される人になるための行動基準は次の5つ。
- 相手の立場になって物を考える
- 約束をきちんと守る
- いうことと行うことを一致させる
- 結果をこまめに連絡する
- 相手のミスを積極的にカバーする
こういうのを見ると、自分の普段の仕事で上記のことがなかなかできていないのがわかります。約束、たまに破るし、相手のミスを気づいてもカバーする余力が自分になかったりしますし。。。
もう少し、自分の仕事効率を上げて余力を作ることが大切なんだろうなぁと思わされます。