Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

昇格する!論文を書く/宮川俊彦 ~たかが論文。されど論文。たった論文だけで人物判定されるとは。。。~

昇格試験、あんまりやりたくはないけど、給与をあげたり、職位をあげていくには逃げられない試験。

準備等に面倒なところも多いので、力をいれすぎると仕事ができなくなるし。。。で、なかなか力の配分が難しい。

ただ、自分の働いているところは、論文試験はいまのところないので、この本での内容はあまり関係はないです。でも、ものの視点の広げ方というのは参考になりました。

例として子供に視点をとらえ方の教え方です。コップがどのように見えるか?というところで視点をとらえるために、コップの絵をかいてもらう。

まずは世界のとらえ方を教える。次にテーブルの上にコップを置いて図に描くようにという。

コップの周辺を回って書くのは当然。離れて書くのも当然。隣の部屋に行く。これは見えないから白紙になる。次はサングラスをかける。コップを揺らす。コップを砕く、目をぐりぐり動かす、別のものの眼になってみる。というさま残なやり方を教える。見えないことも見ることにつながることを教える。今見ているものが真実とはいい難いことも教える。

ものの見方を変えろといわれても、こういう感じにトレーニングをしていかないとできそうもないですね。自分の経験や視野に縛られてしまう。相手の目線や別側の視点ならどうなのか?

 

ただ、視点を動かすことで、視野が広げられるようになると、次のような効果がある。

つまりは目、視点、視座、視覚によって視野は決まるのだから、子供の視野を広げていくとしたなら、その方法を指示して獲得させようと考える。

視野が広がると、そのなかで知識や素材を見いだすことができるので、自然と思索を深め、多角的にものごとを見ることを促していく。

その人が何を見、どう見、何を抽出し、どう吟味し、何と結び付け、何をもとに構築し、どう見解として、誰に対して表現していくか、そういった一連の表現プロセスのひとつにメスを入れ、その発揚を育成としていくことが、私は肝心な教育であると考える。

視野が狭いなぁと思うことが多々ありますが、この視点をいかに変えていくか?というのが大切なような気がします。

それができないから、苦労するんですが。。。

 

 以下参考になる点

 論文試験8つのチェックポイント

  • 現状認識・状況認識・分析

     認識と分析はとは違う。例として次のようなこと。

     認識:自分のいい時代た状況を知って理解している領域

     分析:状況をどうとらえていて、どういう質のものとして考えているか

  •  問題認識

     「これでいいのか」「このままでいいのか」と、現状を疑う姿勢

  • 問題点の抽出
  • 思考力・思索

     わかりきった答えをみんなが理解しているという前提をもとに、

     どこまでその先の発展をかんがえていけるか

  • 論理性

     ひとつひとつの理論を積み上げていき結論を導き、

     それを論証していく過程の総称

  • 企画構成力 

     真剣に、果敢さや積極性、適度な冒険性が求められる。

     積極的な提言が求められる。

  • 文章表現
  • 人間性