問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい 平社員会計学/山田真哉 ~答えは思い浮かぶが。。。ただ、難しいよなぁ。~
電子書籍で読んだ本です。
「問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい」を分冊した内容になってます。
電子書籍は、1冊を分冊して細切れにしてくれるので、読むのもしやすくなりますし、電子書籍購入のハードルが下がるのでいいなと思ってます。
電子書籍を使ってて思うのは意外と使い勝手がいい。もうちょっと使ってみる量を増やしていこうかと思っています。
さて、本書ですが、この本では、タイトルの答えはありません。
他のシリーズ本を読み進めて、答えを探そうかと思います。
内容としては、会計学です。
平社員を限定しているので、製品1個あたりの利益についての考え方が書いてあります。社長の話は、別の書籍に分割しています。
基本的なこと
基本原理としては、次のことが最初に書いてあります。
売上 - 費用 = 利益(or損失)
売れ残りが発生した場合、売上ダウン、費用は変わらず。売上をあげないことには、利益を確保できないということになります。
”感情”ではなく、”勘定”で考えること。
これが、会計の鉄則その1.大事なことですからずっとか覚えておいてください。
売上のパターンについて
売上のパターンは、次の4種類。
- 定期低収入 ⇒ 不定期高収入とのバランスが大事
- 不定期高収入 ⇒ 定期低収入とのバランスが大事
- 定期高収入 ⇒ そんな仕事は滅多にない
- 不定期定収入 ⇒ その仕事はやめたほうがいい
定期低収入と不定期高収入のバランスが大事。定期低収入は現金が手に入りやすく、不定期高収入は現金としてすぐ手に入りにくいという特徴があり、運転資金の観点からもある程度定期低収入を確保しておくことが肝要。
費用のパターンについて
- 機会損失
- サンクコスト(埋没費用)
この2つのことを考えておくこと。売り切れ機会が多い製品をショートさせると、機会損失になる。これは売上減にもつながりNG.
一方、サンクコストは、すでに発生済みで、いまさらどうしようもない費用のこと。なので、こちらは売上に影響しない。
ただ、費用を低減するには、製造を一括や集中して費用を下げるか(外食チェーンのセントラルキッチン方式)、製造を受注分だけ作るか(トヨタのカンバン方式)にしていくのがいいということです。
途中例題ででてきた豆大福問題は読んでて、いろいろと考えましたが、最後のだけは外してます。やはり、損失の考え方ができていないです。理解力をあげていくことが大切なのかと。
この本は、企業の利益についての考え方を深めさせてくれるのでいいのかなと思ってます。タイトルの答えは気になりますが、それ以上にほかの内容でどういうことが書いてあるのか?というのを興味持って読んでいこうかと思います。
問題です。2000円の弁当を3秒で「安い!」と思わせなさい 平社員会計学
- 作者: 山田真哉
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2014/06/20
- メディア: Kindle版
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