日本の街道。
普段の生活ではあんまり気にすることはないのですが、ちょっと東海道や熊野古道には興味があるので、少しは歩いてみたいかなと。
歌川広重の東海道五十三次の浮世絵の風景がいまどうなっているのか?というのも見てみたいかなと。
ただ漠然と考えてましたが、この本を見て、こりゃ厳しいなと。
東海道は、江戸・日本橋から京都・三条大橋までの約500km。
これを昔の方々は、15日程度で歩いたとのことですから、実質1日33km。そうおもうと、毎日あるくのを考えると、無理だなと。
ちょっと前に、20km歩いてヘロヘロになったのを思うと、その倍を歩くわけですから。
1日8時間程度歩くとも考えると、かなりきつい。それに、東海道にも姫街道といわれる別ルートがあったりするわけですから、実際は結構な日数がかかっていたのかなと。
ルート自体を見ると、鈴鹿峠を越えているんですよね。そう思うと、結構ハードなルートなんだよなぁって思います。鈴鹿あたりは、ほぼ新名神のルートそのまんまな気が。。。
実際にあるくとなると、結構つらいですねぇ。仕事もあるわけだから、1か月くらい休むこともできるわけもなく。。。そういう現実を考えると、細切れで進むわけに。電車でいって、最寄り駅まで戻るか、ちょうどいいところに車を停めて歩いていって帰ってくるのか?とかいろいろと方法がありそうですが、なかなか。
そこいらを考えると、結構ハードルが高いなと。
あとは、熊野古道も結構大変ですねぇ。興味があれども一部だけといったところが現実かな。
東海道はまだ電車が走っていて、本数も多いけど、熊野古道は電車自体も少ないという。。。
うーん、非常に難しい。
ただ、熊野古道の石畳。あれが風情にある感じがしましたが、実際は、雨が多いところなので、道の強度を保ち、崩れるのを防ぐためというのを知ると、昔の人の知恵というのはすごいなと。むしろ、多雨地帯だからこそ、苔むしていい雰囲気になるわけで。
そう思うと、すごいなと。
あと、本書自体には、三国街道や薩摩街道、若狭街道など多くの街道が紹介されています。
その道にまつわる話も載っており、参考になるところが多々。歴史を見ると、ついつい事象だけを追っかけてしまいがちですが、地図を含めてみると面白いし、新たな発見もあるわけで。
うーん、東海道あるけそうなところを一度歩いてみるかなぁ。