戦国時代ものは好きなので、手あたり次第に読むことが多いです。
様々な人物が戦国時代にいたのだなと思わされます。
武田信玄が日本海に向かって、信濃を攻略していったのは、領国というよりも交易ルートを確保するという狙いがあったようです。
塩がほしいのかなと思ってましたが、むしろ狙いは交易。
日本海にでれば、若狭武田氏と交易をできるし、さらには明や朝鮮との交易もできる。そりゃ攻めていくわなと。
考えてみれば、朝倉氏も福井で栄華を極めてましたが、それも交易によるものと言われてます。
そう思うと、いかに交易ルートを掴み、その利権を手に入れることで、そこからの利益をあげていき収入を増やしていく。
武田信玄は越後の上杉謙信がでてきて、そこと戦い続ける不利をみたからこそ、今川義元がいなくなった今川氏を狙っていったということかなと。
そう思うと、領国経営というか自分たちの利権をいかに固めていくのか?という流れがあるからこその戦いだったのかなと。
織田信長も、上洛後に手に入れたのは大津と堺の利権。
もともと、津島や熱田の港の利権をもっていたわけですから、そこをもとに考えたと思うとすごいなと。
やはり、利権か。銭の力ってすごい。
こういう人もいたんだなと。
日本と中国との貿易を一手に握ったがゆえに、狙われて消されるというのも。
どうしても戦国時代というのは、織田信長や武田信玄といった有名どころを中心に見てしまいがちですが、ちょっと周りをみると、面白そうな人が多々いるなという印象です。
なかなか奥が深い。。。