ハーバードで語られる世界戦略/田中 宇,大門 小百合 ~わかりやすいのって大事ですよね~
またしても、Kindle Unlimited本。
ついついそちらに流れがちです。いろいろと便利でありがたいんですよ。。。月の費用を考えなければ。
この本で興味深いのがこちら。
ビジネス・スクールで教えられているリーダーシップ論では、このビジョンの重要な要素は六つあるそうだ。
①人々が心に描ける想像可能なもの
②人々が自分たちの得やためになると思うことができるもの
③努力すれば手が届きそうな、実現可能なもの
④焦点の合った具体性のあるもの
⑤場合によっては代替案も可能な柔軟性のあるもの
⑥わかりやすく理解しやすいもの
これらの要素を持ったビジョンが、人々の共感をよんだとき、人はこの人にやらせてみよう、この人についていこうと思うのだろう。
リーダーシップを取れと言われることがありますが、それってなかなか難しい。周りについていこうと思わせるのって、どういう風な時なのかなと。
⑥わかりやすいものというのは大事ですよね。わかりやすいと単純化されるわけで。非常にいい。あとは、③実現可能なものというのも大きい。
この2つはできそうなものをわかりやすくしてくれると面白いですものね。そこに任せてもいいかなとか。。。
簡単にしゃべれるということは、それなりに考えているというわけですから。そう思うと、こういう技術がいるんですねぇ。
あとは、アメリカ社会について書かれたところ。
無理やり個性を出そうとするあまり、仲間どうしの「足の引っ張り合い」が強くなるということを意味している。アメリカ系の外資系企業に勤めている人の多くは、アメリカ人がいかに醜い足の引っ張り合いをしているか、よく知っているだろう。アメリカのエリート社会は、スマートだが息の詰まる世界でもある。
足の引っ張り合いとか嫌いなんですけどね。そういうのって疲れるというか。。。
さて、今回はこれにておしまい。