Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

50代からの人生戦略 ~~

著者のかたの経歴みると、すごい。

ja.wikipedia.org

むしろ、すごすぎる。鈴木宗男氏の事件で逮捕・収監。執行猶予付きで釈放。このときの経験があるからこそ、作家になられたというのも面白い。国家公務員って、逮捕されて罪が確定すると、自動的に失職なんですね。知らなかったです。

なお、釈放された時の感想がすごい。

2013年6月30人24時に執行猶予期間が満了して自由な身になった瞬間、「二度とこんな経験はしたくない」と怖くなって全身が震えた。

生殺与奪の権利が、自分にではなく、国家にある状態におかれるというのはね。よく執行猶予付きだからというけども、この感想を見て、執行猶予だから甘いというのはないんだなと思う。本当の怖さはその執行猶予が切れたときにわかる。それだけでも再犯防止につながるんだと思う。

これ、こういう経験した人だからこそ、いえることだと思います。正直、こればっかりは想像がつかないです。

 

興味深いのが働き方のところ。

ラインから外れた人は、余計なことをして目立つことなく、与えられた仕事をこなし、あとは定時になったらそそくさと帰る。

若いころそんな上司を批判していた自分が、気が付いたら同じような仕事の仕方をしている・・・・。どこかで割り切れないものや、釈然としないものがあるかもしれません。

しかし、これは誰もが通る道。自分を責める必要はまったくありません。むしろ、会社員生活の最後の10年をそのようにして大過なくすごそうとするのは立派な戦略です。

上司がそそくさと帰るのを見て、批判するよりも、そこは理解をしていく必要があるのだなと。いずれは自分もその立場になると思えばなおさら。

ラインに残り続けるのも大変ですからね。

とにかく会社としてラインから外れても、必要とされる人材でいるというのがどれだけ大事か。そう思ってます。そう、戦略をたてて生き残っていくというのも大事かなと思います。

 

うーん、そう思うと、これから徐々にだけれども、資産形成とか真面目に考えて、準備をしていったほうがいいんだろうなと思います。

そして、人生設計をもう一度練り直して、次のステップに行く気になれば行ける環境を用意していく。でも、それは最終手段と捉えて、まずはいまの状態をキープできるよう全力を尽くすという感じですかね。

なかなかハードなことになりそうです。