Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

寝ながら学べる構造主義 ~複数の視点を持つというのは難しい~

歴史は過去からつながっているとよく言われます。

今起こっている事象は、いきなり発生したわけではなく、過去からつながってきているがゆえにつながってきていると。

歴史の流れを見て、どうなっていくのか?というのを考えることが多いのですし、そういう風に学校の教科書とかで習ってた気がします。ただ、たまにいきなり新しいことがどんとでてくることがあって、どうなんだろう?と思うことがありました。

「歴史の直線的推移」というのは幻想です。

というのは、現実の一部だけをとらえ、それ以外の可能性から組織的に目を逸らさない限り、歴史を貫く「線」というようなものは見えてこないからです。選び取られたただ一つの「線」だけを残して、そこから外れる出来事や、それにまつろわない歴史的事実から排除し、切り捨てる眼にだけ「歴史を貫く一筋の線」が見えるのです。

 

歴史が直線的だと非常にわかりやすい。

だから、教科書とかは可能な限り直線的に記しているのかもしれません。ただ、直線的ではわからない視点も出てくるわけですので、そこにどうやって気づいていけるのか?というのがイマイチわからない。

 

昨今の新聞やテレビの報道を見ていると、画一的な目線での報道が多い気がするけども、そこに至るまでの経緯を調べたりして、複数の目線で物事を見るというのがいいのかもしれません。

ただ、単純化されるとすごいわかりやすいので、ついついそちらに流れてしまう気がします。

 

歴史的建造物を見る際にも、一方的な目線ではなく、別の視点を用意してみるというのは面白いことなのかなとも。例えば、城なら守る側と攻める側といった戦術的なところから、地域全体の場所とかも踏まえての戦略的な目線など。そういう複数の目線を用意していくというのはいいことなのかもしれない。

ただ、そんな時間があるかどうかですけどね。。。働いていると、そんな時間をなかなか用意できる気がしません。