Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

螺鈿迷宮 ~やっぱり面白い~

海堂尊さんの本。ちょっと長いので、通勤時にちまちまと読んでました。

 

読んでて思うのは、これ続きが気になる。続きが輝天炎上か。どうなることやら。

 

それにしても、田口さんの名前はちらっと出るだけで、ほとんど天馬大吉と白鳥の話ですね。そして、姫宮が登場と。

ちらちらと田口さんのときに話がつながるので、なるほどこういう伏線があったのねと思ったり。こういろいろとシリーズでつながっているのを考えると、なかなか読むのに骨が折れますね。1つのシリーズを追いかけるだけではなく、別シリーズも実はつながっている、そう思うと面白い。

 

それにしても、白鳥がほぼほぼコテンパンにやられているのをみると、すごい相手が強かった。むしろ、白鳥よりもすごいロジカルであり、覚悟を決めている桜宮巌雄。覚悟決めすぎてて隙がなさすぎる。

どうやってひっくり返すのか?と思ったら、ある意味勝ち逃げといってもいいくらいの逃げ方。恐ろしすぎる。

 

途中ででてきた、白鳥がやってた診療方法は面白い。医療書を見せながら、状況を患者とみながら診断をしていく。そうすることで、患者ごとに腹落ちしていきやすいというのもあるんだろうけど、あまりにも時間かかるし、本当にこの医者大丈夫なんだろうか?とも。

そういや、医者に診てもらってもすぐ診断されるだけで、どういう症状があるから、この病気でとかは患者になかなか説明ないなーって思う。むしろ、じっくり話してもらうのはありなのかもと思う。

ただ、時間かかりすぎるから無理なんでしょうねぇ。あと、医者の立場から考えると数こなしてなんぼなんでしょうし。

そう思うと、理想的なところとはかなり差がある感じですねぇ。そういうのがAIとかつかった診療で腹落ちしやすい診療になるといいんですけどね。

 

でも、自分らの仕事を考えると、トラブル起こしたら、どうしてこうなったか?というのを解明していくのだから、そう思うと、医療でもやってたほうがいいんだろうなー。なかなか難しいだろうけど。

さて、他のシリーズを読んでいくことにしようっと。