最適解の技術/鳥原 隆志 ~消去法はあまりつかわないように。。。~
仕事をしていると、ついつい自分の判断が正しいのかな?とか考えてしまうことが多々。
あんまり気にしていないときは、さくっと決めていってしまうのになぜかふと考え込んでしまうことも。
作業的なことであれば、手順化されればその通りにすれば正解となる。特に機械の操作とかは。それ以外のやり方をすればいいこともあるけども、大概は失敗してしまう。
ただ、役職があがるにつれて、マニュアル通りの行動をすると逆に失敗してしまうことも。つまり、答えがあるようで答えがないという。。。
ここいらはカッツモデルで書かれているようです。
単純作業でなく、物事を決めていくような答えのない中で、最適な答えを探すというのはかなり労力が必要。
その際には、消去法でやっていくのではなく、最適な答えとはなにか?というのを考えていくのがいい。
消去法では、どうしてもできないことを探してしまう。そして、減点方式となっていく。日本人らしいといえば日本人らしいかなと。
ただ、加点方式で物事を考えていき、さらに目先の利益でなく、長期目線を加えていくとトータルでどうか?というのが見えてくる。
個人的には、加点方式の考えは結構意識的にするようにはしています。その前に自分がどういうふうにしていきたいのか?というのが先かなと。
上の判断をあおぐのも大事ですが、その前に自分がどういう風にしていきたいか?という案をもっていくのが最も大事なことなのかなと。
最適解を求めていくには、次のステップが必要となります。
- 選択肢を作る
- 選択肢を絞る
- 選択肢から決める
選択肢を作る際には、抜け漏れがないようにしておく。そして、多角的な目線をもって絞っていき、決めていく。
最適解思考は判断に対する自信を与えてくれます。
選択肢を出し切って、そこから絞って決めたという過程がその自信をあたえてくれるのです。
この選択肢を出した時点で抜け漏れがないようにすれば、出し忘れがあったのかな?というのは消えますし。むしろ、それ以外の選択肢が求められて自分が出せなかったとすれば、自分の力不足となりますから。
こう考えると、仕事に全力を尽くして悔いの内容やっていくというのは結構大変。。。