Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

歴史を応用する力 宮城谷昌光 ~本読むの増やさないとなぁ~

歴史が好きなので、ついつい本を読み漁ったりすることが多いです。

ただ、知識としてもっているものの、それを活用しているか?といわれたら、???とたくさん?が付いている状態です。

読んでいて思うのは、もう一歩二歩踏み込んで物事を考えたほうがいいのかも。

 

面白いなと思うのが次のところ。

どんなにずるく手こずる狐や兎でも、狩りで仕留めてしまえば、猟犬はもう必要ない、人はそういうふうに思いがちです。けれども、狩りを終えたあとも、猟犬を虐げず、粗末にしない。そのような臣下に対するありかたには、じつは大変なむずかしさがあると思うのです。

劉秀のところで書かれていたのですが、人使いがうまいというか。

人を使えるだけ使うのではなく、そのあとをどうするか?そこを踏まえたうえで、というのが難しいですね。どうしても直近のことを考えると、人が必要だというのだけれども、その人のその先まで考え切れていない。

そう思うと、人生を背負う気はないけども、選択肢を増やすための行動ってのが必要なのかもしれないですね。うーん、難しい。

 

逆説的には、失敗すれば、むしろ成功できる、ということなのです。失敗しないと成功しない、または、大いに失敗しなさい、でないと大いに成功できません、ともいいかえることができます。だから失敗しても投げ出してしまわないこと、ということです。これはあえていえば、老荘思想的な発想です。

これは、よく思う。失敗したときのことを反省したり、振り返ったりして、同じ轍を踏まないようにって動いても、ちょっとだけ進めて、また失敗とかもありますが、少しづつ成功していってるなと思うところもありますから。

失敗できるような環境って大事ですよね。本人にとってチャレンジできているからこそ、失敗できるわけですから。失敗できない環境って、きついし、ついつい目標を下げてしまいがちですからね。

 

人に恩恵を施すときには、施したことを忘れなさい、ということです。

 これね。ついつい覚えててしまうんですよね。忘れていようと思っててもさ。

そこまでの心の深さを持たないと意味ないですね。

なかなか難しい。

 

こう思うと、ふとしたことを見直していくというのも大事なのかもですね。

やっぱ本読むのって大事だわ。。。 

歴史を応用する力 (中公文庫)

歴史を応用する力 (中公文庫)