Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

忠義と裏切りの作法 ~戦国時代も現代に似たところ結構ありますねぇ~

歴史ものを読んでいく際に、歴史的経緯を読んでいくのも面白いのですが、その時代がどういう時代だったのか?というのを知るのも結構面白い。

この本はだいたい1テーマ見開き2ページで多様な内容を書いてあるので、非常に読みやすい。さくっという感じでの入口としていくのにはちょうどいいと思います。

 

読んでて思うのは、やっぱ人心を得る、特に一緒に仕事をする面々とどうやっていくか?というのが現代にもつながる気がしてなるほどなと思う。むしろ、人間て進化がないなとも思います。

裏切りの防止は家臣への正しい評価が重要だった

 

家臣から見て下される御恩に不満がある場合、逆に主君を見放して出奔することもあった。

これ、いまでいうところの退職や転職ってパターンそのものじゃんって思います。いまでも新しいステージへと思ってのこともありますが、上司とうまく合わないとか、面白い仕事が回ってこないとかそういうのを見て行動する人いますからね。

そして、そのときに持っていくものが、履歴書であったり、学歴や一芸に秀でたもの。

当時の履歴書が、恩状や家系図。あとは学歴は、足利学校。そして、一芸は武芸はもちろん、兵学や医学など。

なんか本当に現代と変わらない。

 

戦国時代から現代で変わったことってなんだろうなぁ。なんか命のやり取りが減って、PC等の取扱いが増えて、入ってくる情報が増えて、その情報の洪水の中判断することが増えたことじゃないのかなぁ。

 

本当に人間ってあんまり変わらないんだなと。ということは、歴史を学ぶということは人間の本質を学ぶということなのかもしれない。

そんな気がします。