Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

武器の世界地図/21世紀研究会 ~武器の進化ってとんでもないなぁ。。。~

武器の歴史について書いてある本。

人間が武器を使っていても、鉄砲が開発されるまでは、剣、やり、弓といったもので戦っていた。それが鉄砲が発明されてからの武器の進化の早いこと早いこと。

それまで、騎士や武士といた人たちが活躍していたのに、鉄砲がでてきてからは一気に立場が変わっていくのが恐ろしい。

鉄砲のルーツは、もともとは中国の火槍。

それを改良を加えていって、16世紀には一気に花開いていく。日本の種子島に届いた火縄銃が有名です。その鉄砲は、砲と小銃の2つの道にわかれ進化していく。

それがいまや、機関銃となったり、命中精度が大幅に向上したり、破壊力が増したり、ミサイルとなったりと、たった500年で別物の世界に飛び立っていってしまった。ルーツをたどれば、もともとは一緒なのに。

 

この加速化したのは、科学というものが始まって、PDCAではないけれども、今のトラブルをいかに解決するか?というのを科学的に論理的に検証をしていったというのが実情なんでしょう。

勘コツの世界であれば、なかなか遅延して進まなかったのを、なぜそうなるのか?というのを科学していき、それをもとに改良を加えていく。そうすることで、どんどん進化が進んでいく。

 

こういうのを見ると、どこか現代社会と同じだよなと。500年前に今の世界を見て、電気を使っての生活をみたらどう思うんだろう?別世界と思うのが当然だよなと。

インターネット自体も便利であつかっていますが、もともとは軍事技術の一つというのを聞くこともあります。そう思うと、武器の進化というのは末恐ろしく感じますが、その恩恵を一部生活レベルの向上というところで使っているとすると、ちょっと複雑な気持ちになります。

本当は、軍事技術とかなく、新しい技術がでてくるのが一番いいんでしょうけどね。。。

 

それにしても、武器の歴史はある意味、人間の戦争の歴史でもあると思うと、人間の勝ちたい、守りたいという想いの力はすごいものだなと思わされます。

武器の世界地図 (文春新書)

武器の世界地図 (文春新書)