ユダヤと聞くと優秀な人が多い感じがします。ただ、それは思い込みなのかなと、この本を読んで少し思いました。
ただ、教育方法を読んでいると共通しているのが次のこと。
このユダヤ式教育のレシピを読んでいて、共通しているのは次のこと。
- 良い成績を取れ、と子供にハッパをかけない
- 家にかなりの数の本を常に備え、親子で一緒に読書を楽しむ。
- いろいろなものを見せ、経験させるために、しょっちゅう子供と一緒に外出する。
~中略~
好奇心さえ持ってもらえれば、こっちの価値。あとは子供が好奇心をどの方向へ燃やしていくか、見守ればいい。
そうすることで、子供たちに一番大事なことを教えていく。
学ぶのは楽しいこと
子供を育てていくときに、子供に勉強ができるようになってほしいと思い、いろいろとハッパをかけたりすることがあります。自分の小さいときを振り返ってみると、自分も親にいろいろとハッパをかけられた記憶が。。。まぁ、あまり期待はされていなかったので、そこまではという感じでしたけど。
ただ、親に教えられるよりも、むしろ、自分で理解して問題が解けるようになっていく、その過程がものすごく楽しかった。そして、テストで成果がでるとなおさら。学ぶということがどんどん好きになっていく過程を体験することができたのは貴重な体験です。
これを教えていくことは非常に難しいのでは?とも思っています。
親自体が難関の資格を取るためよく勉強をしているのをみていたので、大人になっても難しいことを勉強しないといけないというのを親自身が態度で示してくれていた。それがおおきかったのかもしれません。それが、もしかしたら、気づかないうちにリードになっていて、自分から勉強をするようになったのかもしれない。
今振り返ると、小中高のときの勉強はどちらかというと、興味というより受験とか一般教養を付けるための勉強であって、大学以降の勉強のほうが大事なのでは?と思ってます。
それまでの期間で基礎的な素養を身に着けつつ、個人的興味や知りたいことがわかるようになるための助走期間なのでは?と。
結局、小中高までどんなに勉強ができても、世の中にでていったときに、どれだけ世の中で活躍や貢献できるかは?です。
その可能性を少しでも高めるのが教育であるのかなと。
あとは、いい先生や友達に出会うというのも成長には必要ですね。
大学生や社会人になったら勉強する必要がないのではない。むしろ、そこで勉強をしていくことで、自分の未来を切り開くチャンスがでてくるのだと思ってます。そういう意味では、大学に入るのを目標にする、有名企業に入るのを目標にするのはいけないことなのかなと。その先を見据えて行動することが大事なのかもしれません。
社会人になってからの勉強は、自己啓発という言葉に代わってしまいますが。。。
教育論なんて、人それぞれで答えがなかなかでないもの。
ただ、そうとはいえ、成功している人はいるのだから、そこを参考にしつつ勉強していくのは大事なことなのかなと。
いろんな手法や考えを知るのに貴重な本かなと思います。インタビュー形式になっていて読みやすいですし。
「与える」より「引き出す」! ユダヤ式「天才」教育のレシピ (講談社+α文庫)
- 作者: アンドリュー.J・サター,ユキコ・サター
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/09/21
- メディア: 文庫
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