モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書/尾原 和啓 ~ライフワークってなかなかみつからない~
やりたい仕事をするのか、それともやりたくない仕事をするのか?
そう問われれば、やりたい仕事をして金を稼ぎたいと思うのが信条。
ただ、毎度毎度そういういい状況になることはない。
生きていくために稼ぐには、いやな仕事でもやっていかないといけない。
その中で、仕事をこなしていくと、仕事と私生活のバランスをいかにとっていくか?つまり、ワークライフバランスをどうしていくか?ということが問われてきます。
本書の著者はそこに対して、次のように書いています。
ライフとワークの境目がなくなりつつあるこの状況を指して、「これまでは「ワークライフバランス」の時代だった。これからは、「ライフワークバランス」の時代だ」といいました。
自分が好きで仕方ないライフワークなら、放っておいても24時間、1年中考えていられます。つまり、ワークの中のワイフワークにおける部分をいかに広げていくかが大事、ということです。これは、ライフとワークが別々に独立していた時代が終わりつつあるということを表した言葉でもあると言えるでしょう。
ワークライフバランスから、ライフワークバランスへ。
嫌な仕事をするくらいなら、本当に自分が好きでやりたい仕事に注力をしていくということになります。
そうなると、どうやって自分のやりたい仕事をやっていくか?ということになる。これはなかなか難しい。他人にあこがれてたり、自分がやりたいということは、大概誰かがやっているか?それとも、だれも見向きもしないなら、その人々を説得するところから始めないといけない。
そのときに大事なのが、信頼を勝ち得るということ。
周囲からの信頼感を得ているからこそ、自分がより得意なことに専念する状況を作るスタートラインに立つ、ということを忘れないでいてくれると嬉しいです。いつの時代も、人は信頼がすべてです。
信頼を得るためにどう進めていくか?
信頼というものほど、高めにくく、すぐ崩れてしまうものはない。そうなると、結局はみんながやりたくないことなどに手を出していくというのが、少しでも早く信頼を勝ち得ていくということになるのかなと。
ぐるっと回り道のような気もするけど、それが近道になっていくのかもしれない。
ただ、やりたいことというのもタイミングもあるから、なかなか難しいところもありますから、悩ましいところです。
新しいことを生み出すなら、次のことも大事。
MITメディアラボでは、学ぶときに4つのPを重視しています。
Project(一定期間で共通の目的を達成するプロジェクト)
Peer(ともに歩む仲間)
Passion(情熱)
Play(遊び心)
この4つのPをいかに探すか?そこに見いだすか?ということなのかな?
うーん、自分のやりたいことって何なんだろうなぁ。
やりたいことというのが、どうも見当たらない、もしくは多すぎるという場合はどうやっていけばいいんだろう。
そこが悩ましいところなのかもしれない。
折を見て、読み直してもいいのかもしれません。
モチベーション革命 稼ぐために働きたくない世代の解体書 (NewsPicks Book)
- 作者: 尾原和啓
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2017/09/27
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