知らなきゃよかった 予測不能時代の新・情報術/池上 彰,佐藤 優 ~なかなか難しい。~
池上さんと佐藤さんの対談本。
この感じのは、3冊目です。
ブログを書いていると、自分のブログを少し検索すると、でてくるのはこういうのときにありがたい。
結構忘れてしまうことも多いですから。記憶力が弱くなっているのかな?という不安にも襲われますが、それを補うという意味では非常にありがたいことかと思ってます。
ということで、今回の本のところで気になるのが次の2つ。
資本主義について言及しているところと、アメリカの予測について。
資本主義の強さは、人間の欲望を肥大化すること。大量消費文明が入ってくれば、個人にとって家族や恋人との生活の方が公的な生活より重要なんだという流れにすぐ変わります。イランだってそうですよ。
この資本主義の強さというのがわかるような気もしますが、それによりどんどん戦争というか人間の欲望が大きくなっていくのだなというのが見えてくるのが怖い。
逆に言えば、市場開放をさせてしまえば、そこから大量消費文明が入り込み、そこから統制社会を崩壊へもっていける。
経済というものが戦争であるといわれることがありますが、まさしくその通りだなと考えさせられます。
実はアメリカはAIでこれから遅れると思います。今はトップを行っていると思うかもしれないけど、トランプ政権は製造業と投資銀行を重視するでしょう。その結果、シリコンバレーがおろそかになる。
そして、AIについて。ここいらはGAFAの動きもありますので単純ではないのかもしれませんが、こういう流れもあるのだなと。
こういうのを知っておくといろいろと考えさせられることが多々ある気がします。