Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

坂の上の雲(六) ~無理に無理を重ねている感がね。。。~

黒溝台の戦いの続きなんですが、なんといったらいいんだろう。

どう考えても、戦力で負けていて、かつかつで回している日本が、ロシアの内部事情に助けられたといっても過言でないんじゃないかと思えてくる感じ。

ただ、どうなんだろう?その場の当事者だったら、相手のその情報はわからないし、その場の情報や感覚で戦っているんだろうけど。。。

 

ロシアが一枚岩で連動していたら、黒溝台の戦いは厳しかったんだろうというか、敗走もありえたんだろうなと思う。

児玉源太郎が4分6分、がんばって6分4分という感覚がしごくまっとうな感じがしてしまいます。しかもがんばってという精神論でなく、戦略・戦術を駆使してという感じですからね。これを勘違いすると、精神論でなんとかなるという方向に流れていきそうで。。。

この話を読んでいると、経済力の差というのが如実に戦争にでてくるのだというのと、それが物量という差に表れる。そこを埋めるために質や精神力といくわけですが、それって物量が多い方を一気にたたくのをミスるとそれでおしまいなんだろうなとも。

普通に考えれば、物量に勝るものはないですからねぇ。

 

あとは、ロシアでの明石元二郎の動きが非常に面白い。そして、使ったお金をきちんと履歴を残しているし、その齟齬がほぼなかったとか。きちんとしたお金つかい方というのがいいですね。

 

こういうのを見ていると、この時期に日本がかなり無理して、ロシアという大国に挑んでいったという感がぬぐえないですね。。。

一歩間違えたら、崩壊してしまったんじゃないかな。そして、旅順での防衛戦という流れになりかねない。。。そんな感じを受けてしまってます。