Otra célula del cerebro

気が向くままにだらだらと書いていきます。

宮城谷昌光対談集 縦横無尽の人間力 ~また小説を読みたくなります。~

宮城谷昌光さんの対談集。

作品をいろいろと読んでるので、その話が出つつ、背景を読めるというのが非常に面白い。あと対談の人も面白いんですよね。江夏豊さんや吉川晃司さんとかもいる。あと、絵を入れてる原田維夫さんもいる。

この方々との対談は興味深い。

 

江夏豊さんとの対談で出てきたこの話面白い。

将についての話のところがでてきてて、そこが興味深い。

行動のない将に、兵はついていきません。将たらんと志す人はそのあたりを、歴史小説を読んで勉強していただきたいですね。

号令かけるだけだと、ついてこないよなぁと。先頭にたって進んでいくというのもあるんだけど、それもね。。。

 

あと、吉川晃司さんとの対談ででてきたこの話も興味深い。

選んだ意見が間違ったものであろうと正しいものであろうと、どちらでもいい。

良くないのは、袁紹のように決断を延ばしたり迷ったりすること。つまり、上に立つ人は決断を早くすることです。なぜなら、間違っていても早い段階ならば取り返せますから。取り返せないほど遅い決断が最悪ですね。

まず動くですね。そのあと、間違えてると思ったら、さっさとやり直す。その回転をはやく回す。判断を先延ばしにすると、間違えてることをやり直す時間がどんどん減っていく。回数が多いということは、それだけより正しい方向へ進めていける。

そう思うと、決断を先延ばしにするのがよくないんですよね。あとは、検討をする際にみんなの意見を集めたら、それが正しかろうが間違ってるなとか考えず、まずやってみる。間違えてたら、すぐ修正をすればいいわけですから。

そして、結論を出すのに自分たちの意見が採用されたという事実が一番モチベーションや当事者意識の向上につながりますし。

 

これを見ると面白いですし、小説をじっくり読みたくなります。

袁紹はやっぱよくないんですねぇ。。。